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『ドラッカー✖︎社会学』書評

ドラッカーは「2020年から2030年までで今の『断絶の時代』が終わり、次のまったく新しい世界が現れる」と言う。

「そんな予期できない明日のために、我々は今日、何をすべきだろうか?」
(P.F.ドラッカー『新しい現実』より 英書版私訳)

著者は一橋大学の社会学教授、多田治先生とメディア・プロデューサーの井坂康志先生。大学時代に出会った2人は、キャンパスから歩いてほんの少しのところにある公園でしばし夢を語りあった。

「いつか、いっしょに本を出しましょう」

2人での共著は本著が初となる。

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「知識とは何か」

この本の主題はその問いにある。

さらに僕たちは問われる。

「あなたにとって、本とは何だろうか?」

と。

長く編集者をつとめられる井坂先生が出会った方々の中には、

「本とは成功するためのもの」
「信頼を得るためのもの」

と、正直に答える人もあった。

だが、知識はもちろんそれだけのものではない。

「あなたにとって、本とは何か?」を問うと、「知識とは何か」という本書の主題に対する大切なヒントが見えてくるという。

・・・それでは、僕にとっての本って何なんだろうか???

う〜〜〜ん!???

例えてみれば、肝試しとか小学校の宿泊訓練で使った懐中電灯とか・・・、冒険のための秘密道具だろうか??

・・・多田先生と井坂先生にとっての本はきっと、語り合った夢そのものなのだと思う。

ドラッカーが予言した、遅くとも2030年には訪れるという、新しい時代。

「予期できない明日のために、我々は今日、何をすべきだろうか?」

25年前、学生時代の著者らはすでにその答えを持っていたのだと思う。
すなわち、親友たちと夢を語り合えばいいのだと。

「私はいったい何者なのか?」

アイデンティティや哲学こそを築かねばならないとき、それ以上の方法はこの世にはない。

なら、僕は本書を読んで、誰とどんな夢を語ろうか。

この書籍が教えてくれるのは、夢の叶え方ではない。気鋭の学者と実務家が実践しながらも裏付けた、遥かな夢の語り合い方だった。

お読みくださいまして、誠にありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです😃

起業家研究所・学習塾omiiko 代表 松井勇人(まつい はやと)

下のリンクの書籍出させていただきました。
ご感想いただけましたら、この上ない幸いです😃

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