見出し画像

問題:目方で男が売れるなら、とは?

問題

昭和の有名な映画「男はつらいよ」の主題歌に、

「目方で男が売れるなら」
「こんな苦労も」
「こんな苦労もかけまいに、かけまいに」

とあります。目方とは重さのことですが、これはどういう意味ですか。説明してください。

解答解説

牛や豚が肉になり値段が付くように、体重で自分(寅さん)の値段が決まればこれほど悩むこともないのに、という悲哀。

また社会で評価を得られず、大切な妹に不甲斐ない思いをさせてしまっている申し訳なさと、愛情とを表現しています。

仲塚さんと櫂惺


先日、仲塚さんと櫂惺に会った。僕が人を誘うことは殆どないから、久しぶりに人間らしい週末を過ごすことができた。

なぜだろう。

「始められる」

と感じた。
彼女らと会って。

奥出先生から紹介していただいた量子力学者、ボームの著作を思い起こす。

世界は常に進化している。

大切なことは永遠に進化し続ける世界において、世界を良くするために貴方が始めることだ。

結論ではない。

"Wholeness and the Implicate Order"より超訳

人と会うと、なぜか、始められる。

市川和臣さん

次の日、読書会でご一緒している市川さんと会った。リアルでは初めてだ。

「プラグマティズムの定義する『真実』、センセーションとリレーションについて考えているんです」

センセーションは、やる気や天啓、自分でも分からない不思議な感覚。リレーションは人間関係を意味する。

ドラッカー学会で発表させていただいた「プラグマティズム」についてである。

「学会発表は違っていたんです」

「プラグマティズムは真実の上位概念として現実を考えます」
「現実から法則が作られます」
「法則から現実が作られるわけではないですから、現実が真実の上位概念なんです」

「真実ではなく、プラグマティズムは現実をセンセーションとリレーションだと定義している」
「それが正確なんです」

市川さんが応える。

「通常、現実の上位概念として真実や法則を考えるわけですが、違うんですね」

因果の積み重ねでセンセーションは得られない。それから人と人との出会いを促す縁起の話になった。

「縁起からもたらされるものが、センセーションと考えてはどうですか」

そう市川さんが言った。

「なるほど」
「センセーションには飛躍や断絶が必要です」
「縁起は飛躍を引き起こしますしね」

市川さんが問いかけた。

「縁起を引き起こす文体ってありますかね」

「う~ん」

「数理処理を使わなかったり、アカデミックじゃないと批判されるドラッカーは、縁起を引き起こす文体を狙っていたのかもしれません」

「物語や詩、哲学、音楽も縁起的ですね」
「体を使うデザイン思考もその流れです」

また元気になった。

人と会うと、なぜか始められる。

魚市場


昨日、魚市場に寄った。
市場は縁起的だ。近代が忘れてきた「人間」がいる。

鈴木大拙は、知性こそが諸悪の根源だと言う。知性がもたらす欲望には際限がない。

大拙が否定した知性は合理性だ。

人とは、愛すべき非合理かもしれない。
そう思った。

魚市場のブリコラージュ的な様相は合理的ではない。威勢のいい売り子やヤンチャな若者。彼らを見ていると、どういうわけか元気になる。

愛すべき非合理。おかげで、もう一度人と会いたくなる。

愛すべき非合理。
どのようなものか分からないが、それが私自身かもしれない。

お読みくださいまして、誠にありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです😃

起業家研究所・学習塾omiiko 代表 松井勇人(まつい はやと)

下のリンクで拙著、『人は幽霊を信じられるか、信じられないかで決まる』の前書きを全文公開させていただきました。是非ぜひお読みくださいませm(_ _)m

どん底からの逆転劇を描いた『逆転人生』。4名の起業家と一緒に上梓いたしました。
5名分、下のリンクより少しづつ公開させていただきます。
是非お読みくださいませ(^○^)

下が処女作ですm(_ _)m

起業家はトラウマに陥りやすい人種です。

ですが、トラウマから立ち上がるとき、自らがせねばならない仕事に目覚め、それを種に起業します。

起業論の専門用語でエピファニーと呼ばれるもの。エピファニーの起こし方を、14歳にも分かるよう詳述させて頂きました。

書籍紹介動画ですm(_ _)m

サポートありがとうございます!とっても嬉しいです(^▽^)/