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バフェット・メソッド Vol.1

副業、起業、投資、老後問題、戦争による株価急落、コロナによる閉鎖的な経済・・・とお金の関心が深まる中、お金の考え方がより深まればと思い執筆します。

まずは億万長者のウォーレン・バフェットの考えかたを伝えたい。

市場の短期指向の裏をかく

その答えは自明ではないものの、きわめて単純ではある。バフェットは相場を張る個人投資家や機関投資家の裏をかくことによって、これだけの富を築いてきたのである。バフェットこそ、大多数の投資家の近視眼的な行動がもたらす愚かな結果を、徹底的に利用するタイプの投資家であった。
短期間に大きく儲けようとする投資家は、どこかで目先の利益に走り、愚かな行動をとってしまう。
バフェットはそういう瞬間を辛抱強く待ち続け、そこにつけ込む。まるで略奪者のようではないか?

まさにその通りです。

バフェットはそれを誰よりも巧みに実践できる稀有な人物といってよい。というのも、彼はほとんど誰も気づかなかった市場の真理を見出したからだ。個人であれ機関投資家であれ、株式市場に参加する投資家の95%は、バフェットの言葉を借りれば「近視眼的」なのである。彼らは短期的な出来事に反応して、常に好材料で買い、悪材料で売る。好材料の中には、近い将来表面化する複雑な買収案件に関するものもあれば、今四半期の1株当たり利益の上方修正や、株価が目先急騰するといった単純な噂もある。悪材料にしても、業界全体が不況に陥るといった大きな問題から、今四半期の1株当たり利益が予想よりも数セント下方修正されるといった小さなものまで様々だ。銘柄に関するこうした好材料が強気相場と組み合わさると、しばしば株価は雲の上まで舞い上がることにバフェットは気がついた。俗に言う「好材料(Good News)現象」である。その逆もまた真である。弱気相場の下で悪材料が伝わると、株価は急降下することが多いのだ。「悪材料(Bad News)現象」と呼ばれているものだ。

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