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ある朝、おばーちゃんに突然話しかけられた

こらからますます暑くなろうとしている夏のある朝、
畑の作業を終え、自転車で事務所に向かっている途中、
おばーちゃんに「キャンプして歩いてんだが~?」と話しかけられた。

というのは、こんな大きなリュックサックを背負って自転車を漕いでいるからであろう。

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夏場の畑の作業は汗をかくから、
着替えを入れているし、本来の仕事用の道具も入っているので、
こんな大きなリュックサックになってしまう。

キャンプをしている格好に思われても仕方ない。

「キャンプして歩いてんだが~?」と聞かれたので、
「いやいや、通勤途中ですよ!畑で作業終えて、これから仕事なのよ」
と答えた私に、
おばーちゃんは、「きゅうり持ってけ」と5,6本渡してくる。
「えっ。私も今、スイカ収穫してきたばかりで・・・」と言っても、
おばーちゃんは「きゅうり、いっぱいできたから貰って欲しいのよ。どうかもらってちょうーだい。協力してよ。食べきれなくて」と。
(お互い話が噛み合っていない・・・)

そうそう夏の野菜は、
作りすぎると食べきれないほどになってしまうことがある。
そして、どうしても食べきれないと腐らせてしまうことがある。
そんなとき罪悪感に苛まれてしまう。
おばーちゃんももったいないという気持ちと
罪悪感に苛まれたことのある記憶とがあって、
見知らぬ通りがかりの私にきゅうりを恵んでくれたんだろうな・・・

きゅうり美味しくいただきました。
おばーちゃんありがとうございます。
今度は、私が作ったかぼちゃをもらってちょーだい。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

                              拝

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