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東京佼成 特別演奏会

2022.3.22、東京佼成ウインドオーケストラの特別演奏会に行きました。

チケットを取った時には「汐澤快速」が聴ける!とおもって楽しみにしていました。が、諸事情により来れなくなってしまったということで、原田慶太楼さん、保科洋さんが代打でこれはこれで豪華な演奏会になりました。

今年1年、浪人してるにも関わらずたくさん演奏会に行きましたが、先月の東京佼成の定期は満員でなく、結構客席はまばらな感じでした。

しかし、今回の特別演奏会はほぼ満員で大盛況。
いつもの定期は好きな曲のある時だけ来ている人も今回はみんな来た感じでした。全然関係者でもないのに、自分の事のように嬉しく思いました。

6人の指揮者が1度の演奏会に集まる機会もそうそうないでしょうし、もしかすると今後二度とないかもしれません。貴重な演奏会を聴きに行けて大変良かったです。

それぞれの指揮者の色によって、演奏の仕方が全然違って勉強にもなったし、面白かったです。その各指揮者の個性を受け取って表現出来るというのも、なかなか難しいんじゃないかとおもいます。東京佼成がなくならないといいなぁと思います。

熱い演奏から、重厚な演奏、丁寧な演奏、バランスのとれた演奏、さまざまでどの曲も名演でした。

なかでも印象に残ったのは風紋。やはり重みが違いました。整然と整理されたなかでメッセージが強く浮き出るような演奏でした。

三つのジャポニスムでは、中高と真島さんの曲を沢山吹いてきたこと、また高校で富士山を吹いていたこともあって懐かしさで涙が出そうでした。あのメロディーは何か強い力を感じます。

吹奏楽のための交響曲第3番では緻密で、丁寧で、各楽器がよくみえる演奏で、当たり前ですが、プロだなと感じました。

飯森さんの指揮は先月の定期でも聴いていたのですが、前回よりさらに超熱くてグッとくる演奏でした。

ポップスの2曲はリズムから音色から様変わりして、超気持ちいい演奏。トランペットの本間さんをみて侍ブラスの演奏会をふと思い出しました。

山下さんの指揮は今回が初めてで、濃い吹奏楽を楽しめました。リードはやっぱりいいですね……。

サクソフォンソロのある曲は聴いても、協奏曲を聴いたのは初めてで、これもまたすごく勉強になりました。裏で吹いてるバンドの音色も音量も、ちょうどいい!こんな風に吹けるようになりたいと思いました。

アンコールには、本来汐澤さんの指揮で予定されていたアルヴァマー序曲が演奏されて、このプログラムの組み方にも感動したし、何よりその中身もとても充実していて、大井さんが「快速」でやられていたのは普通じゃありえないし、たいへん貴重で一生の宝になるような演奏でした。もう大興奮でした。

これからも予定が合う限り、東京佼成の演奏会に行きたいと思います!!


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