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精聴なしで、英語のリスニングは伸びない

筆者とこの記事について

この記事は、Note.com マガジン『続く英語独学法 - TOEIC300点から海外就職・国際結婚』の、第3部です。
このマガジンでは、純ジャパ、18歳まで英語の偏差値が50以下、TOEICは300点だった筆者が、

  • 2年間の独学だけでTOEICを800点まで伸ばし

  • 在学時に外国人の彼女を付き合い

  • 新卒でヨーロッパに移住して、現地の米系企業に就職し

  • 25歳でフリーランスの翻訳者、ノマドワーカーになる

ような、レベルの英語力を身に着けるためにしたすべてをまとめるものです。


本文

精聴とは、すべての単語を完璧に聞き取れるまで短文を何度も聞きかえす、リスニングの基本修行です。

「リスニングは慣れ」
「たくさん聞けば、自然と聞き取れるようになる」
と、聞いたことはありませんか?

残念ですが、ひたすら聞くだけではリスニング力は伸びません。何年かかっても、ほとんど伸びません。海外に何年も住んでいるのに、まったく英語が話せないし、レストランで「Cash or card?(現金?カード?)」くらいしか聞き取れない人はたくさんいます。

精聴の効果は、なんとなくわかるを抜け出せること

私自身、精聴のトレーニングをやる以前は、英語を聞いたときに「なんとなく、文脈はつかめるけど、細かいところはわからない」という、状態でした。

そして、どれだけたくさん英語を聞いても、そこから抜け出せませんでした。でも、大学の授業でディクテーションという精聴のトレーニングを、毎週90分を、1年間(夏休みなどを除く)やるだけで、かなりリスニング能力が伸びました。

精聴は、リスニングを伸ばすなら、避けては通れない道です。

まずは精読と多読をがんばる

ゆっくり読めないものは早く読めません。早く読めないものは、早く聞き取れません。

まずは、リスニングが苦手だと思っている人は、リーディングが苦手なのかもしれません。

全ての単語をはっきりと聞き取れたとしても、文章を瞬時に理解できなければリスニングはできません。つまり、リーディングを早くこなせないと、リスニングもできません。だから、まずは精読と多読をがんばりましょう。

精聴の原則は、精読のように、徹底的にやること

ディクテーションは、リスニングした英文を書きとる精聴の勉強法です。冠詞や前置詞も含めて、一語一句もらさずに書き取ります。一度聞いただけですべて 書き取ることはできないので、すべて書き取れるまで何度も聞きます。地味な作業ですが、リスニングが急激に伸びます。

ディクテーションのコツは、スクリプトは慎重に選び、手段はまったく選ばないことです。

初心者はVoice of Americaなどのスピーチがはっきりした教材を利用し、上級者は映画やドラマのスクリプトを利用するといいでしょう。

1文が短いものがおすすめです。聞く際に、メモをするも、辞書を引くも、何度も一時停止や巻き戻しをするも、スロー再生するも自由です。一語一句すべてを書き取るために手段は選ばないでください。



引き続き、Note.com マガジン『続く英語独学法 - TOEIC300点から海外就職・国際結婚』をよろしくお願いいたします。

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