相談

相談っていうのは難しい。相手に解を求めるような相談の形もあるし、アイデアを膨らませたい相談もある、なんなら否定されたい場合もある。目的があったり、なかったり。相談って難しいなあ。今日はそんな話。

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相談をするのが苦手だった。一人で考えて、一人で決めることが多かった私は相談が苦手だった。きっと環境的な要因もあったと思う。自分で決めることを強く求められる環境にいたこともあるし、誰も決めてくれずに前に進まないと思った時は手をあげることも多かった。

待つのが苦手という側面も影響してるかもしれない。思いついたら今すぐやりたくなる性格で、もちろん歳をとるにつれて制御できるようになってきたけど、やっぱり根本的な性格は変わらない。なんとなくせっかちだし、いつも動き回っていないと安心しないところもある。

ただ、最近は人に相談することが多くなった。いろんな要因があるのだけど、一番は私だけではできないことがわかってきたことだろう。自分で何かをしたいと思ってもできない時に、人に頼ってお願いして前に進めていく術を覚えてきたのかもしれない。きっと昔の自分は、自力でなんとかしようと頑張って疲れて、体調を崩していたと思う。

相談ができるようになったという表現が正しいかもしれない。相談できるということは、自分の身の程を知ったということとも近いと私は思う。相談が上手いということではない。むしろそんなに得意ではない。

相談をするようになって、相談を受けるようになって、いろんな相談があるなあとよく思う。目的があるものとないもの、同意や合意が求められているもの、意見が求められているもの、アイデアを出す必要があるもの、何も意図がないもの。本当に様々だ。

別にどれがいいとか悪いとか言いたいわけじゃない。ただ、いろんな相談の形があって、それぞれ良いところ、悪いところがあるよなあと感じるのは大切なことだと思う。要するに使いようである。相談って難しいなあ。自分がなにげなく普段やっている相談を一度見直してみると、新しい発見がもしかしたらあるかもしれない。

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