外の世界に興味を持つこと

最近、うちの猫にはハマっていることがある。
それは、キャットタワーの最上部から外を眺めること。

キャットタワーから外をみる楽しさを教えたのは私だ。最初は外に全然興味を持っていなかったから、抱き抱えてベランダに一緒に出て外を共に眺めることから始めた。目をグッと見開いたうちの猫は、周りをキョロキョロし、行き交う人々を凝視した。よほど、物珍しかったのだろう。

たびたび猫と一緒にベランダに出ては、家の中に戻りをしばらく繰り返した。たまに、キャットタワーの上から外を見るようになった。成長を感じる。家の外に連れ出すと、にゃーにゃー鳴いて困らせるのに、それでも外に興味があるのは不思議なものだ。

外の世界に興味を持つこと。とても素晴らしい。仮にその人が自分のテリトリーから外に出るのを怖がっているとしても、そのテリトリーから見える外の世界に興味を持つことは素晴らしい。何かが変わるわけではないかも知れない。でも、確実に変化は生まれる。

うちの猫は、外に興味を持つようになってから、私がかまってあげない時は外の世界を眺めることで時間を潰せるようになった。猫は本来自主性が高い動物だから、なるべく私もうちの子の自主性が高まるようにしてあげたい。でも、一人暮らしで飼っているとやはり飼い主に多かれ少なけれ依存する。

私が居なくなれば鳴くし、やることもなくなる。でも今は違う。自分だけで楽しめる方法を見つけたようだ。それが何かを生み出すわけじゃない。けれども、確実に本人の生きる力になっている。そんな気がする。

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