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歴史は楽しい

一番最初に好きになった偉人は、榎本武揚だった。もしかしたら、知らない人もいるかもしれない。大政奉還後の戊辰戦争の五稜郭で、総裁をしていた人物だ。

確か、私が彼のことを知ったのは小学校6年生の時だったと思う。何より名前がかっこよくて惹かれた。土方歳三とか沖田総司が好きな子は周りにたくさんいたけど、榎本のことを知っている人はいなくて、悦に浸っていたような気もする。

歴史はずっと好きだ。好きになったきっかけは忘れもしない。小学6年生のの授業がきっかけ。歴史にまつわるクイズを毎回やっていた。その中で、明確に覚えているクイズがひとつある。

戦時中、天気予報が廃止されました。なぜでしょう?

である。確か、「天気がバレると空爆されやすくなってしまうから」だったような気がする。児童に考えさせる授業をしてくれたおかげで、今の私があるような気がする。歴史は面白い。歴史を好きになってから、私はとことん歴史にハマった。

小学校の時は、社会科の資料集に載っていた偉人略歴みたいなのを自主ノートにまとめるのを延々続けた。ほとんど毎日やっていた。何が楽しかったのかわからないが、何かに取り憑かれたようにやっていた。小学校を卒業する時には、中学校の社会科で困ることはなくなっていた。

中学校の時は、ニッチな日本史の知識を獲得することにハマった。絶対試験に出ないすごいマニアックな事象を覚えては、すごく難しい高校の入試問題に挑戦し、全然知らない事象を調べたりするのにハマった。何がそんなに面白いかったのかわからないが、点数も取れていたし、好きこそ物の上手なれだったのかなと今は思う。

高校生の時は、世界史にハマった。というか、日本史はもういいやと思っていた。すっかり飽きていたし、特に新しい学びがあるわけじゃなく、既存の知識の焼き増しになりそうだった。世界史は世界地図を見て、いろんな国のイベントが相互に関係して、世界情勢が変わっていくところがとても好きだった。日本史だけだと、日本という国を古い時代から新しい時代に向けて直線的に学ぶだけだが、世界史は同時代の出来事を横断的に学ぶ楽しさがある。時代遷移で学ぶ楽しさと、国ごとの比較で学ぶ楽しさがあってよい

歴史を知るということは、史実を知るということに加えて、時の流れや物語を知ることだと思う。昔話を語るような楽しさがとてもある。歴史という物を通して、いろんな物事を知る喜びと、覚えた事実を繋げて物語を想像する楽しさを学んだようなそんな気がする。

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