見出し画像

おいしい

美味しい料理を食べると幸せな気持ちになる。そんな話をよく耳にする。正直いうと私はこの感覚あまりよくわからない。今回はそんな美味しいについての話。

---

好きな食べ物、嫌いな食べ物

小学校の時に昔流行ったプロフィールカードに毎回書いていた。当時の私は多分、唐揚げとか書いていたような気がする。嫌いなものは、椎茸とナス。昔は、嫌いなもの=食べられないものだったけれど、今は食べられないものはない。椎茸はさほど好きではないが。

私はずっとわからない。「美味しいものを食べると幸せな気持ちになる」というセリフ。おそらく私の心が貧しいだけなのだろうが、私の周囲に比べて美味しいものを食べたい欲はあまりない。自分の好物やお洒落なものを食べたい気持ちはあるが、美味しいものを探して食べたいと思うほど食に関心がない。

代わりに、どんなものであっても気のしれた相手と食事をする時間には幸せを感じる。どんな場所で、どんなものを食べていてもいい。ある友人は、会社帰りに後輩と公園でお酒を飲むのにハマっていると言っていたが、その気持ちは私もよくわかる。お酒はカップ酒でいい。大切なのは、「何を食べるか」ではなく、「誰と食べるか」なのだ。私の場合、だいたい料理はほとんど美味しく感じるのだ。

でもよく考えたら、これってとても幸せなことだよなと思う。「美味しいものを食べると幸せな気持ちになる」ではなく、「美味しいものが身近にあること」には、心から幸せを感じられる。私たちの普段の当たり前は、当たり前でない世界もあるよなあと。

そう思いながら、昨日はカップ焼きそばを食べた。

読了ありがとうございます。よければいいねも!