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不協和音

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エンジニアとライターが始めた共同執筆プロジェクトです。エッセイを軸に、自分の感じたこと、考えたことを発信したり、同じテーマで互いに呼応したりする作品を作っています。
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

気づいてしまった

自分が発言する必要のあるオンラインミーティングでは、カメラをオンにしている。頷いている様子が相手に見えれば、音声で返事をしなくて済むから。 必然的に、ミーティング中の自分の姿を映像で見ることになる。 最近気づいたが、わたしは、考えがまとまらないと左腕を頭頂部に置く癖があるらしい。左手首というか左腕の肘までの部分というか、その辺を頭のてっぺんにやっている。意見を言うのに迷う時、首をかしげながら左腕を頭に乗せていることが多い。何なら、腕で頭をとんとんして何か良いアイデアを出そ

イングリッシュマフィンでつくるハンバーガーは美味しい

この前、いつ買ったのかわからない、ふるさと納税の返礼品が届いた。昔の自分は何を血迷ったのか、毎回返礼品が届くたびに大量の肉が届く。本当に食べるのも辛いし、消費するのにも時間がかかるし大変なんだよ、これ。 普通に焼いて食べる、しゃぶしゃぶ的な感じにして食べる。これらはよくやるし、手頃で美味しい。でもなんか味気ないなぁと最近たまに思う。 でも、お肉は消費しないと困ってしまう。小さい冷蔵庫・冷凍庫を肉が占領してしまうから。本当に困る。どうしよう。 悩んだ結果、イングリッシュマ

インタビューの鮮度

原稿書きは、ロジカルに考え、ロジカルに情報を整理して行う作業だと思っている。 感情や熱意以前に、そのスタンスがなければ原稿が破綻してしまうからだ。 無数の点を整理して線にし、束ねてパートにする。パートを組み合わせて面にして、複層的に重ねることで、立体的でふくよかなストーリーが立ち上がる。 理想的な原稿は、立体的だ。他の原稿と呼応して四次元の響きを持つこともある。 非常にロジカルな思考と作業が必要な反面、イメージや雰囲気といった感覚的なものからも離れられない。 すごく不思議だ

最後の晩餐のメニュー

この質問、めちゃくちゃ嫌い。 うまく答えられた試しがないから。 でも、実は、好きな答えはある。 それは「マクドナルドのフライドポテトのLサイズ」だ。 これは、学生時代の友人の回答。 彼女は別に、マクドナルドのフライドポテトが大好物なわけではないらしい。 ただ、あんなにたくさんのフライドポテトを食べたら、翌日は確実に胃もたれして具合が悪くなる。 つまり「翌日の心配をしなくていい食事=最後の晩餐」じゃないと食べられないものだ、と。 最後の晩餐って、特別なもの、美味しいもの

夕方、分断する余白の時間

夕方の明治通りに、パソコンを抱えて歩いている人はいない。 オフィスにいると持っていて当たり前のアイテムが、外光の下では無骨で異質な物に見える。 本社からもう一つのオフィスまでは、信号待ちを含めても徒歩5分程度の距離。 たったそれだけの距離でも、外に出て歩くのは気持ちがいい。 特に、急務というか暴挙というかタフな仕事をしている時ほど、外に出る効用は大きいと思う。 光や風を感じるのはもちろん、車の行き交う音やすれ違った人たちの会話の断片でさえ、固まった頭の中をほどくのに役立つか

なんか思ってたんと違う

3時だ、おやつの時間だ、と、3歳児からも6歳児からも催促された。 手が届かない高さに置いてあるお菓子の箱を指さし、じたばたしている。 昨夜買った大袋のラムネが食べたいのだと、明確な指示が出された。 いろんな色のフィルムで個包装された、大小さまざまなラムネ。 「全部食べたら多すぎるから、渡した分だけやで」と言ったら、あからさまに不満げな顔をされた。 知らんし、と思い、適当にひとつかみして皿に移す。 個包装で7-8個くらいだろうか。わたしの片手に載るくらいの個数。 はい、と言っ

世界で一番精巧なレンズ

仕事で使う素材がほしくて、最近やたらと撮影している。 人は撮っていない。物と風景ばかりだ。 以前一緒に仕事をしていたカメラマンが「人間の目は、この世で一番精巧なレンズなんだ」と言っていた。 目に映るものを映ったままに写すのは、とても難しい。 まして、頭の中のイメージをビジュアル化しようとするならなおさらだ。 スマホやカメラがどんなに進化しても、構図は撮る人が調整しないといけない。 デザインの素材に使うには完成型と二重でビジュアルを想像することになる。 難しくて当然だな。

不協和音の今後について

昨年の年末から、不協和音というプロジェクトを kuroda と一緒にやってきました。エッセイを通じて、お互いの感じたこと・考えたことをやりとりするとても楽しい時間を過ごすことができたと思っています。『3ヶ月続けること』これがプロジェクト発足時に設定した、私たちの目標でした。 今までやってきたエッセイという取り組み、そして活動していく中で二人でさまざまなことを話した時間がとても貴重で、有意義で大切なものであったと私は感じています。自分がみている世界、考えていること、感じたこと

書くことがない

なんか、朝からいろいろ考えたけど、全然書くこと思いつかなかったわ。 とても残念。書きたかった。