生後1ヶ月と24日 「まのさんしゅうめ」を振り返る〜反町隆史『POISON 』実証〜

「真野さん襲名」ではない。「魔の3週目」である。(夫の口から「まのさんしゅうめかなぁ」と聞いた時、私は真野さん(小遊三師匠のマネージャー)が襲名?と思ったのだ)

魔の3週目とは、生後3週以前はおとなしかった赤ちゃんが「何をしても泣き止まない」ことを表した育児スラングである。かくゆう私の息子も生後20日くらいまでは、排泄したい時、空腹になった時、眠い時、暑い寒い時しか泣かず、事態が改善されれば泣き止んでいた。しかし、生後3週目に入ったころ「魔の3週目」に表されるような「何をしても泣き止まない」ことがたびたびあった。「黄昏泣き」、「コリック泣き」とも言われる。どの親御さんもそうかと思うが、ひとまず

授乳時間確認
おむつ確認
室温、湿度確認
衣類の締め付けや寝方確認
健康確認

をする。しかも一瞬で。しかし、どの項目も不備、不審な点がないことが非常によくある。そこで、息子が泣き止まなかった時、以下の方法を試した。「赤ちゃん 泣き止む」で検索すると

・立ちながら抱っこし、ゆらゆら揺れる、または歩く
・おしゃぶりを与える

また、「赤ちゃん 泣き止む 音」で検索すると

・反町隆史『POISON 』を聴かせる
・ビニール袋の音を聴かせる

などがヒットする。それから、私の友人が実践していた

・抱っこしながらバランスボールでゆらゆら

など5つの方法を試した。結果は以下の通りである。

・立ちながら抱っこし、ゆらゆら揺れる、または歩く→かなりの効果がみられた。しかし、疲れる。私が眠い時、疲れて居る時には負担が大きい。改善策として、抱っこ紐を装着して抱っこをすることにした。これでかなり負担が軽減された。

・おしゃぶりを与える→ハマる時はハマる。ギャン泣きが止まる時もあれば、火に油を注ぐような時もある。「これじゃねぇーーー!」という声なき声が聞こえるようだ。

・反町隆史『POISON 』を聴かせる→都市伝説かと思っていたが、効く時は効く。息子の場合は1日1回しか効果がなかった。やはり、『POISON 』だけに用法を守らなければいけないのか。

・ビニール袋の音を聴かせる→息子には一切効果がみられなかった。なにより、私がこの音を聴くとストレスを感じた。

・抱っこしながらバランスボールでゆらゆら→我が家はバランスボールではなくバランスボックスというオットマンにもなる立方体のものを購入した。抱っこしながらこれに座り揺れてみたところ、ギャン泣きしている時は効果が見られないが、一旦泣き止んだのちに使用すると落ち着いた状態をキープできる効果があった。何より、産後太りを解消したい私にはよい方法であるといえる。

このほかに、

・メリーを見せる(某事務所の会長ではない)

なども試した。我が家にメリーは2種類ある。おむつ替え台の真上にインテリア要素の強い竹とフェルトでできたメリー、トイザらスの電動メリー。竹のメリーは私(または夫)が捻って回してやらなければ回らず、すぐ元に戻る。息子はこれが気に入ったと見えて、ずっと見ている。そのため、頻繁に回してやらなければならない。それでも1分くらいは手が空くため、傍で洗濯物を干したり畳んだりができる。一方、電動メリーの方は、見てはいるが、あるキャラクターが視界に入ると不快感を示す。キャラクターに罪はないが名誉のために名前は伏せる。そもそも名前があるかわからないが。

このように、いくつかの方法を試した結果

・抱っこ紐を装着し立ちだっこゆらゆらからのバランスボックス
・メリーを見せる

この2つの方法が有効であり、この方法で「赤ちゃん 泣き止まない」を乗り切ることとした。とはいえ、この方法で得られる効果も暫定的ではないかと思われる。そのくらい、赤ん坊の成長というのは著しい。かのモンテッソーリは「子供を科学者のような視線で見よ」と言った(と、されている)が、子供は本当に観察しがいのある対象だと感じた今日この頃である。


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