見出し画像

華麗なる日々 八日目

カレーの付け合わせと言えば、福神漬けとらっきょだがスパイスカレー屋にはあまりない気がする。アレはあくまでも日本カレーの文脈でのモノに過ぎない。代わりになぜかキャベツの酢漬けが多い。卵のピクルスもそうだが、やはり口の中をスッキリさせるためって訳で酸っぱいものを添えがち。
でもそれなら福神漬けとらっきょでいいのではないか。確かに福神漬けもらっきょもインドにはない。スリランカにもない。欧州、イギリスにもない。確かに日本カレーでないんだったら福神漬けとらっきょである理由はない。しかしなら何故、酸っぱいモノを添えるのも引っ張られすぎだろう。チャツネではないんだろ。
元々、福神漬けの必要性も感じてなかったが、キャベツの酢漬けの必要性も感じない。
本当に必要なのか?きっと多くの人が行き着く疑問だと思う。多くのカレー屋さんもそのはずである。そして多くのお店は思考停止気味に福神漬とらっきょを出す。常識に抗う店がキャベツの酢漬けを出す。それすらも逃げに過ぎないことを知らずによ。

前回の哲学カレーの向かいにある高槻に数店舗展開しているお店があった。
ヴァスコダガマ

季節野菜のカレー大盛

しっかりと辛いタイプのカレー。それでいて辛いだけのカレーでもない。ヴァスコ・ダ・ガマと言うからには欧風カレーなのだろう。そのしっかりとした辛さが夏野菜の甘みを際立たせてとても美味しい。
そして出てくるキャベツの酢漬け。

追記 写真を見返して気づいたのだが、カレーが来る前にキャベツの酢漬けすでにない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?