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華麗なる日々 三日目

さてまたある日曜日、前回の轍は踏まんと意気込みつつも梅田駅に降り立つ。
再び『梅田 カレー』で検索をして目星をつける。
JR大阪駅周辺のルクアB2に旧ヤム鐡道という店がある。
空堀にある旧ヤム邸という人気店の系列店である。
先日も実はここを目指すが見つからず、先に見つけた「うまいカレー屋」に入ったのだが、ここからほんの10m先にあって、注意深く見れば見つけることが出来たのに諦めてしまった。
まあそれは良いとして、一路、大阪の地下に向かう。

エスカレーターを降り、ルクアB2入口で行列に遭遇する。
行列の先には『人類みな麺類』と書かれた立て札がある。つまり店の前に並びきれず、ルクアの外に別で並んでいるのである。
人類みな麺類は確かに人気店である。いま大阪で一番、勢いのあるラーメン店である。十三周辺から立ち上がり、何店舗も展開し、様々なコラボとかも含め大盛況である。
しかし一方で、割とどこでも食べられるし、十三店も並んでいるとはいえここまでではない。私の地元、上新庄の音楽をコンセプトとした店舗は並んではいない。つまりこの行列は、梅田という地理的要因が大きいはずだ。
嫌な予感しかしない。

ラーメン屋の行列をしり目にルクアへと入っていく。ルクアのB2は人でごった返し、人類みな麵類以外もみな行列ができている。目標の旧ヤム鐡道も当然のように行列ができている。列を確認して私は通り過ぎる。
列に並ぶのが嫌いではある。だからと言って絶対ならばないと思ってるわけではない。しかしこれは梅田という要因が大きい行列だ。わざわざそんな行列なんかに並べない。

旧ヤム鐡道を諦め駅前ビルに向かう。前調べでは駅前ビルの数店舗あったはず。空腹に耐えながら歩を進める。
spice32、ワタナベカレー、カレースタンド2店舗。日曜は休みだった。
他にも数店舗あるようだが日曜は休みのところばかりだ。
空腹でフラフラとたどり着いたのが、ダイヤモンドカリー大阪駅前第3ビル店である。

ダイヤモンドカリー

えびフライカレー大盛

二尾のエビフライで彩られた欧風カレーはコクのある甘さで少しスパイスを感じる洗練されたカレーである。1964年の大阪地下街カレーにルーツを持つという伝統の欧風カレーのお店とあるから、オープンはここ数年だがコンセプトとしては大阪伝統のスパイスカレーを意識した欧風カレーである。もちろん私が意図したタイプのお店ではない。個人経営、こだわりのマスターがスパイスをぐっちゃぐっちゃにした元ヤドカリカレーみたいなのを食べ歩きたいのに・・・。梅田には大将こだわりのカレーはないのか。

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