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弁天から船に乗って大正、昭和へ。

港区と大正区を歩いて船旅&登山に挑む休日というプランを組んでみました。スタートは、メトロの弁天町駅。ここから尻無川に向かって南へ、南へと歩いていきます。「尻無川」って変な名前だなぁと調べてみると、その昔、河口にアシが生い茂っていてどこが川の尻(端)かわからなかった、それで尻が無いと名付けられたのだそうです。


大阪の港区と大正区をつなぐ渡船

しばらく行くと「甚兵衛渡船場」が見えてきます。港区と大正区をつなぐ約94mのかわいい航路です。無料でプチプチ船旅が楽しめるのは、ほんとに素晴らしい。休日の早い時間なのに利用する人が多くてびっくり。渡船場の北側には、アーチ型をしたユニークな尻無川水門がありました。


青い尻無川水門。


1分ほどでも船旅が楽しめます。

1分ほどの船旅を楽しんだあとは大正区の突端、尻無川の尻の先にある千歳渡船場までテクテクと。ここには、川ではなく海に設けられた唯一の渡船があって、一度乗ってみたかったのでした。真上に青い千歳橋が架かっていますが、あの高さまで自転車を押して上っていくのはタイヘン。なので、橋が完成した後も引き続き渡船の存続が望まれたのだそうです。事実、この航路では甚兵衛よりもふた回り大きな船が使われていましたよ。甚兵衛で一緒だった女子とまた同じ船に乗り合わせてニッコリなんかもありました。


甚兵衛から15分ほどで千歳橋へ到着。


大阪に8つある渡船の中で、唯一、海の上を渡ります。

ずいぶん本来のルートから離れてしまったので、乗ってきた船に乗って戻ります。そして、まっすぐ千島公園へと向かいました。

小1時間ほど歩いて、いよいよ本日のメインイベント、登山開始です。目指したのは公園中央にそびえる昭和山。


地下鉄建設の土砂でできた人工の山。


標高33m。大阪市第2位の低山。


昭和山は、1970年の大阪万博に向けた地下鉄建設で出た残土から生まれた人工の山で、大阪8低山にも選ばれています。標高33m、大阪市第2位の高さを誇る名峰です。汗をかきかき無事、厳冬期無酸素単独登頂に成功。山頂からはさっき下をくぐった千歳橋やなみはや大橋、港大橋など大阪を代表する三橋が一望でき、なかなか爽快でした。


手前から白いなみはや大橋、青い千歳橋、赤い港大橋が一望に。

Sea to summit。
海から登る富士山とか、海抜0から始めるエベレスト登頂といった読み物がありますが、スケールはまったく違うものの船から登る33mは、お手軽な割に中身のある良い企画だったと思います(笑)朝からよく歩きました。

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