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主義は生命🔥(主義は大方針であり、物事を進める原動力)〜『大國民讀本』を読む〜(3)
また、主義は目標であり、一つに定まった大方針ともいえます。定まった方針のもとで努力すれば、その活動に意味が出てきます。
個人も集団(しゅうだん)も、まず「どう進むのか」という主義・方針を確立(かくりつ)しましょう。そして、忘れていることや抜けている点がないよう、しっかりした計画を立てます。
そうすれば、本当に面白味(おもしろみ)のある活動になるはずです。
ときには、大方針が間違っている場合もあるかもしれません。
でも、一つの方針に向かって努力したことは、決して無駄(むだ)にはならないものです。
なぜならば、自分にとっては正しい方向に転換(てんかん)するための経験(けいけん)になるでしょうし、まわりの人にとっては間違わないための戒(いまし)めとなるからです。
主義によって活動すれば、目標がはっきりしているから、必ず打ち込んで取り組むことになります。一所懸命(いっしょけんめい)やれば、成功しようが失敗しようが、必ず後に意義(いぎ)が残ります。
それが、これから活躍するための原動力、つまり生命力となるのです。
活動に生命力が起これば、簡単(かんたん)には消えない動きになります。その力は、迷うことのない大方針に向かって打ち込んだ、その努力に応じて生まれます。
だから、「主義は生命」というのです。
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〜『大國民讀本』を読む〜(4)につづく
上記は、昭和2年(1927年)1月25日に出版された、文部省認定・林平馬著『大國民讀本』の内容を、林英臣が、こども向けに“翻訳”したものです。
「戦前は立派だった」いや「戦前はひどかった」、「戦後、日本は良くなった」いや「戦後、日本はダメになった」などと、大東亜戦争(第二次世界大戦)で歴史を前後に区切ることが一般的です。
ところが、『大國民讀本』を読むと、日本は明治から既におかしくなっていたことが分かります。90年以上前の本とは思えない内容が本書に記されているのです。これから取り戻すべき日本の原点が、余すところなく示されていることに読者は気付くはずです。
戦前の日本の実態をよく知り、これから祖国再生を進める上で、心得とすべきことが沢山出てまいります。
昭和に入ってから出版された本ですが、90年以上前の内容ですから古典の意訳に近い作業が必要でした。そこで、子供から大人まで世代を超えて読んでいただけるよう、できる限り分かりやすく書きました。
親子一緒に学んでいただいていただいても、楽しい本になったと自負しています。また、明治以降の日本史を正しく学べる本として、読者のご研究の参考になれば幸いです。
意訳者 林英臣
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昭和2年に出版された著書ながら、今読んでも新しく、胸に突き刺さる指摘ばかりです。新しいがゆえに、我が国の抱える病巣や問題の根が深いことが良くわかります。
戦前の日本が良くわかる本『大國民讀本』
「林英臣の元氣メール(メルマガ)」で、こども向けに優しく噛み砕いて連載していた内容を、〜『大國民讀本』を読む〜として刊行しています。
これからnoteで、逐次紹介して参りますが、下記からお求めいただき、共に「日本の原点」を取り戻すべく、ご家族ご友人と学んでくだされば幸いです。
https://hayashi-hideomi.com/books
![](https://assets.st-note.com/img/1705269740278-O9r3qfEtrW.jpg)
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