母猫を心から誇りに思います。

この記事は一年前に書き、下書きに保存していたものです。
当時は投稿しようか迷いましたが、記事に出てくる愛猫の寿命がもうすぐ尽きそうなので、愛猫が一生懸命生きた証として今回記事を投稿する事にしました。


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これは、私が飼っている猫たちの母猫についてのお話です。
名前は『M』と書きます。


Mは14歳のおばあちゃん猫ですが、遊んだり散歩したり、動くのが好きな元気な子です。
とても健康な猫で、病気になったこともありませんでした。


しかし1年半前、足に癌が出来てしまいました。
非常に珍しい癌細胞で治療法もまだ見つかっていないと言われました。
手術をしましたが、他の臓器に転移する可能性もあるため定期的に病院に連れて行き様子をみていました。


しかし、去年の暮れ、今度は乳腺に癌ができてしまいました。
手術をするとなると左側の乳腺全てを摘出しなければならないため、高齢のMにとっては体力が持つかどうかが一番の心配事でした。
もしかしたら手術中に亡くなってしまうかもしれないからです。


家族と獣医さんとよく相談した結果、
『手術を受けさせる』ことにしました。


手術当日、私は病院に行けませんでしたが、
「お願い。死なないで。Mちゃん、頑張って」
っと、手術が無事に終わる事を強く願っていました。


そして...
Mは大きな手術に耐えてくれました。


そんなMに私は「本当に頑張ったね!偉かったね!」っと、心からの言葉をかけました。




Mはとても人なっこくて、おしゃべりな猫です。

近所の人や、家に来たお客さん、老若男女問わず誰にでも「ニャー」っと言って近づいて行ったり、膝の上に乗ったり。
だからMは近所の人からとても可愛がられています。


入院中も病院の先生や看護師さんから大人気だったらしく、休憩時間には病院内をお散歩したり、看護師さんの後をついて回ったりしていたそうです。

なのでMが退院する時は皆さんが「Mちゃんが(病院から)いなくなっちゃうの寂しい」っと言ってくれました。
また先生のお子さんたちも、人なっこいMと触れ合って「Mちゃん飼いたい!」っと言っていたと先生から聞きました。


そんな話を聞いた私は、

「沢山の人からこんなにも愛されて、
そして大きな手術まで乗り越えて、
Mちゃんは本当に誇らしいな!」

っと心から思いました。



Mは私を見かけると自分の方から「ニャー」っと挨拶してくれるくらいおしゃべりな猫です。

私が「Mちゃーん」っと手を振ると「ニャー」っと返事をしてくれます。

外にお出かけする時も「行ってきます」の「ニャー」。
家に帰ってきた時も「ただいま」の「ニャー」。

まるで人間と同じようです。


私が「Mちゃん、聞いてよ〜」っと話しかけると「ニャー」っとあいづちのように毎回返事をしながら私の話を聞いていてくれます。
時には辛い気持ちを聞いてもらったり、グチ話を聞いてもらったりもしました。



そんなMに私は沢山助けられ、沢山の楽しい思い出をもらいました。


そして高齢出産にも関わらず、『子猫』という大きな宝物も残してくれました。



あとどれくらいMが生きられるのか分かりません。
先生には「5ヶ月〜13ヶ月」っと言われました。


でも、Mが生きている限り
大切にしてあげたい。
可愛がってあげたい。

そんなふうに心から思いました。

Mちゃん!大好きだよ!


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あれから13ヶ月。

今月になってからいきなり弱り出してしまったMちゃん。

寿命が近づいているのが分かり、私自身本当に悲しくて辛くて何度も泣きました。

でも、こんなにも頑張っているMちゃんを、
そして今までも沢山頑張ってきて、こんなに沢山の人から愛されているMちゃんを、
私は心から誇りに思います。


だからこそ最後の最後まで
愛情を注いで、
優しい言葉をかけて、
心からの感謝を伝えていきたいです。


Mちゃん!
一緒に遊んで、沢山の楽しい思い出をくれて本当にありがとう!
沢山お話してくれて、私の話を聞いてくれて、本当にありがとう!
そして何よりも『うちの子』になってくれて本当にありがとう!!

本当に、沢山沢山ありがとう!!
Mちゃん!大好きだよ!!

うつ病により自宅療養をしているため、サポート頂けましたらとても嬉しく、そしてとても励みになります。