なぜアメリカの警察官はドーナツをよく食べているのか?🌈
ドーナツの消費量は、世界で増加傾向にあります。
世界のドーナツ市場は、昨年2023年、258億9,000万ドル(3兆9000億円)であったと推定されており、今年2024年には281億ドル、2030年には458億3,000万ドルに達すると見込まれています。
今後、年間8.5%で成長し続けると予想されているドーナツ市場。
アメリカでは、ドーナツの消費量が年間約100億個とも言われており、アメリカ人の3分の1(約37%)以上が、毎月1個以上のペースでドーナツを食べているというデータも存在するほど。
そんなドーナツ大国アメリカでは、警察官がドーナツを食べる光景をよく目にします。
ドーナツは、休憩時間だけでなく勤務中にも買いに出掛けるほど、警察官に愛されている食べ物なんです。
かつて、アメリカ人の朝食は、コーヒーとパンでした。
カフェ文化の浸透により、スターバックスなど大手カフェチェーンのお店が増え、コーヒーの品質が向上するとともに、少しずつドーナツのチェーン店も増えていきました。
しかし、当時のドーナツ店は、大通りに面した店舗が少なく、カフェ店に比べて、顧客の利用頻度が少なかったんです。
そこで、ドーナッツ店が、差別化を図るために実施したのが、
「営業時間の延長」
朝から夜遅くまでの営業を開始したんです。
その結果、徐々に、パトロール中にドーナツを買いにくる警察官が増えていきました。
日本の警察官同様、アメリカの警察官も24時間体制で働いています。当時、早朝や深夜に開いているお店は、ドーナツ店ぐらいしかありませんでした。
片手で食べられる手軽さもあり、ピンポイントでアメリカの警察官のニーズにはまったんです。
そんな中、ドーナッツのファストフードチェーン『ダンキンドーナツ』が、「制服とパトカーで来店した場合ドーナツを値引きor無料」というサービスを始めます。
ダイキンドーナツも店舗のほとんどが街から離れた場所にあったため、強盗避けの効果を期待して、このサービスを考案したそうです。
警察官が制服姿でドーナツ屋に立ち寄る姿は、公益性があるとして、徐々にアメリカ国民に浸透していき、結果的に治安悪化を食い止めることに成功します。
「ドーナツを片手にコーヒーを飲む」
この平和な警察官の日常は、ハリウッドやアメリカ映画でも使われるようになりました。
その後、アメリカでドーナツブームが起き、ドーナッツは、アメリカ国民を象徴する食べ物となったんです。
・治安向上に繋がる
・防犯効果になる
これらの理由から、今でもアメリカの警察官には、巡回中にドーナツを買いに行く習慣があるようです。
丸い平和の象徴のような見た目のドーナツ。
ドーナツには、人を虜にする、何か不思議な魔法が掛けられているのかもしれませんね😌
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