鳥類・爬虫類・哺乳類が一つに!?珍動物カモノハシとは?🌈
18世紀、ヨーロッパの人々は、オーストラリアから持ち込まれた動物のはく製に、度肝を抜かれました。
どれも、見たことがない動物ばかり。
中でも、長い間、動物の分類をめぐって論争になったのが、『カモノハシ』でした。
カモノハシは、4本の足を持ち、お尻にはしっぽ、体には毛が生えており、哺乳類の特徴を備えていました。
しかし、くちばしや足の水かきといった、鳥類の特徴も備えています。
カモノハシは哺乳類・鳥類・爬虫類のどの分類に当てはまるのか?
ある学者は、
「翼がないから鳥類じゃない」
と言い、ある学者は、
「卵を生むから哺乳類ではない」
学者同士、意見をぶつけあいました。
解決に至ったのは、解剖によって、乳腺が発見されたこと。
カモノハシのメスは、乳首はありませんが、特殊な乳腺があり、そこから子どもは母乳を飲みます。
つまり、哺乳しているので、カモノハシは『哺乳類』と呼ぶことになったそうです。
カモノハシは、常に水があり、巣穴を掘るのに適した土手がある場所を好み、生息しています。
熱帯雨林や亜熱帯雨林、硬葉樹林、高山地帯の河川や湖沼など、木の生い茂った河川や湖の周辺で見ることができます。
そこに巣穴を作り、産卵をします。
ちなみに、産卵の時期は夏から秋にかけて。
一回の産卵で1~3個の卵を産みます。
カモノハシの天敵は、キツネや鷲(わし)です。
カモノハシは水辺に巣穴を作ることで、これらの天敵から身を守っています。
そんな見た目も丸っこく可愛らしいカモノハシですが、
実は肉食なんです。
しかも夜行性で、昆虫類や甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類などをエサにします。
ただし、歯はないそうです。
これは、『鳥類』の特徴ですね。
カモノハシは、クチバシで水底を掘り返し、出てきた獲物を捕らえ、エサにします。
残念ながら、日本の水族館にはいないそうです。
直接見ることはできませんが、ガチャガチャやグッズは種類豊富にありますので、気になる方はチェックしてみてください😊
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