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人類最古の天文盤ネブラ・ディスク🌈

ドイツのネブラという街で出土した青銅製の円盤『ネブラ・ディスク』。

片面に、金で太陽・月・星々を模した装飾が施されている、太陽暦と太陰暦の両方の概念が取り入れられた人類最古の天文盤です。

実は、このネブラ・ディスク、正規の発掘作業によって見つかったものではなく、盗掘者によって市場に出回ったもの。

ネブラ・ディスクと同時に発掘された財宝(斧・剣・腕輪など)から、およそ3600年前の青銅器時代に作られたと考えられています。


ネブラ・ディスクが『天文盤』と呼ばれる所以は、金で装飾されている星の位置が、正確であるためです。

描かれた星は、『プレアデス星団(七つの星)』を表しており、実際に約3年に一度、天文盤と同じ配置になることが判明しています。

ネブラ・ディスクが作られたとされる3600年前は、まだ望遠鏡がなかった時代。この時代に、プレアデス星団の正確な位置が描かれているんです。

しかも、その頃のヨーロッパには、星の位置を正確に描ける天文学は存在しなかったとされており、時代にそぐわないことから、ネブラ・ディスクは、オーパーツとしても有名です。


プレアデス星団は、牡牛座にあたり、『七姉妹』とも呼ばれています。

現在、肉眼では六つしか見えないプレアデス星団。

当時の観察者たちは、肉眼で七つ星のプレアデス星団を見ることができていたということです。

数千年もの時代が過ぎ、そのうちの一つの星が視界から消えました。

私たちの祖先は、この事に気付き、ギリシャ神話にこの七姉妹を登場させているんです。


日本の自動車メーカー『SUBARU』のエンブレムも、このプレアデス星団をモチーフにデザインされています。

現代では、肉眼で六つの星が見えていることから、エンムブレムの星の数も六つになっているそうです。


人類最古の天文盤であり、非常に優れたオーパーツ『ネブラ・ディスク』。

ネブラ・ディスクが掘り出されたネブラの中心部には現在、ステンレス製の円板鏡が埋め込まれています。

この鏡は、『天空の目(空を映す鏡)』と呼ばれているそうです😌

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