香りでアレルギー反応!?柔軟剤に入っているマイクロカプセルとは？🌈
衣類に残った香りで爽やかな気分になれる『柔軟剤』。
日本では、1960年代から普及し始め、約8割の家庭で使われています。
しかし、柔軟剤に含まれている「柔軟効果をもたらす成分」は、元々殺菌に使われるもので、かなり肌への刺激が強い成分。
化粧品などで、
「使う人の体質によって、稀にアレルギー等の肌トラブルを引き起こす恐れのある成分」
このように書かれているものがほとんどです。
また、衣類に柔軟効果を持続させるためには、この成分を衣類に付着させ、残さなければなりません。
現在の柔軟剤は、何をして、香りを持続させているのでしょうか？
柔軟剤は、『マイクロカプセル』の有無によって、2種類に分けられます。
マイクロカプセルは、香り成分を持続させるために開発された技術で、プラスチックなどで作られた薄い膜の中に香料が閉じ込められているもの。
服に触れたり、外部からの刺激によって膜が破れ、香りが放たれるという仕組みです。
一回の使用量（0.8キロの洗濯物に対し、柔軟剤5.4ミリリットル）で、およそ42万個のマイクロカプセルが衣類に付着すると言われています。
実は、このマイクロカプセルが破れた時、さらに小さな粒子が大量に放たれます。
マイクロカプセルに使われているプラスチックや、中に入っている粒子が口や鼻から入り、何らかのアレルギー反応が引き起こすんです。
現時点では、どの化学物質が関与しているのか、どのような体の変化や症状を引き起こすかなど、まだ未解明な部分が多く、現在、研究が続けられています。
肌の弱い方やまだ小さなお子さんなどの衣類の洗濯で柔軟剤を使用するときは、十分注意が必要です。
逆に今、マイクロカプセルなしの柔軟剤も数多く販売されています。
『オーガニック製』の柔軟剤です。
人工的な香料や成分を使用せず、「有機栽培による原料」「自然由来の成分」のみを使用して作られています。
一般的な柔軟剤に使用されている『陽イオン界面活性剤』や、仕上がりを良くする『向上剤』、柔軟剤の品質を保つ『安定化剤』など、人工的な成分は含まれていません。
オーガニック製の柔軟剤は、自然由来の原料を使用しているため、一般的な柔軟剤では肌が荒れてしまうという方にもおすすめの柔軟剤です。
赤ちゃんや小さいお子さんなどの衣類にも安心して使用できます。
この点は、大きな魅力です。
意外と知られていないオーガニック製の柔軟剤。
まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度使ってみてください😊
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