砂漠のギャング!?ミーアキャットとは?🌈
知っているようで知らない動物『ミーアキャット』。
直訳すると、オランダ語で『湖の猫』。ですが、湖に生息しているわけでもなければ、猫の仲間でもありません。
砂漠などの乾燥地帯に生息するマングースの仲間です。
毛色は、地域で異なりますが、ほとんどが茶色。乾燥している地域では、毛色が明るいオレンジ色になります。
好奇心旺盛なのも特徴です。
近年では、人懐っこさから、ペットとして飼う人も増えています。
ただし、ミーアキャットは、毒を持つサソリを食べてしまうほど、気性が荒い動物。
なので、ペットとして飼う際は、注意が必要です。
基本的に、群れ社会のミーアキャット。
非常に社会性に富んでいます。
例えば、
危険をいち早く察知する見張り番
獲物を狩る係
子どもの世話係
など、役割が決まっており、それぞれのルールの中で生活しています。
そうすることで、ワシやタカなどの猛禽(もうきん)類から身を守っているんです。
では、どのように群れとコミニュケーションをとっているのでしょうか?
ミアーキャットは、嗅覚が鋭く、
「音と匂いで会話をする動物」
鳴き声だけではなく、匂いで相手の気持ちや変化をキャッチしているんです。
なので、縄張りの範囲や仲間の識別をするために、互いに、匂い付けをしたり、毛づくろいをしたりします。
それだけ仲間意識が高く、まるで人間のような生活を送っているんです。
行動は、主に昼間。
夜、掘った巣穴の中で眠るので、砂漠など環境の変化が激しい場所では、体温を下げないように、昼間は日光浴をして備えます。
よく見る、立ってキョロキョロする仕草。
これも、周りの観察だけではなく、日光浴もかねているんです。
人間みたいにお腹を太陽に向けて、寝っ転がったりもします。
このように、寒い夜に備えているんです。
ミーアキャット最大の特徴は、サソリなどの毒を持つ生き物を食べれる毒耐性があること。
危険なものを好んで捕える習性から、
「砂漠のギャング」
とも、呼ばれています。
これ以外にも、ミーアキャットは、昆虫、爬虫類、鳥類、小型の哺乳類などの動物から、植物の茎や根、果実など、幅広く食べることができます。
最強の胃腸を持ちながら、砂漠地帯で群れ社会を形成し仲良く生きるかわいい『ミーアキャット』。
見た目によらず、ポテンシャルの高さは、どの動物にも負けないものを持っているようです✨
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