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午後の紅茶を始めたのはイギリスのアンナ・マリア貴婦人🌈

私たちがコンビニやスーパーなどで目にする『午後の紅茶』。

名前の由来は、ラベルに描かれているイギリスのアンナ・マリア貴婦人。

彼女は、『アフタヌーンティー(afternoon tea)』を広めた人物です。

<アフタヌーンティーとは?>
紅茶などを飲みながら、軽食(スコーン・ケーキ・サンドイッチなど)を楽しむ習慣のこと。
イギリス発祥の午後3時〜5時頃に行われる茶会。

1808年に、フランシス・ラッセルと結婚。1837年から1841年にかけて、ヴィクトリア女王の寝室女官を務めました。

その間、夫のフランシスが第7代ベッドフォード公爵位を継承したため、アンナは『ベッドフォード公爵夫人』と呼ばれるようになります。

その頃、貴族の食生活は、『イングリッシュ・ブレックファースト』と呼ばれる山盛りの朝食をとり、昼食は少量のパン・干し肉・フルーツなどをピクニックで軽く済ませるというものでした。

そして、夜の晩餐が行われるのは、音楽会や観劇のあと。

音楽会や観劇は午後8時頃まであったため、空腹や疲労に悩ませされていたといいます。

そこで、公爵夫人は、空腹を防ぐため、午後の3時から5時までの間に、サンドイッチや焼き菓子を食べながら、『お茶を飲む習慣』を始めました。

最初は、1人で行っていましたが、ある日、邸を訪れた婦人たちをもてなしたところ、それが評判になり、この習慣は貴婦人たちの午後の社交として定着していきました。

これらの事から、アフタヌーンティーは、彼女が起源とされているんです。


そんなアンナ・マリア貴婦人の名前には逸話があります。

アンナ(Anna)は、聖母マリアの母親の名前。

この名前は、ヘブライ語の『Hannah』から来ており、正教会・カトリック教会・聖公会では、聖人として敬われています。

つまり、アンナは「神の祖母」という意味の名前なんです。

この名前は、非常に人気があり、イギリスの王妃によく付けられています。

ちなみに、音楽家モーツァルトの娘も、アンナ・マリア・モーツァルトという名前です。


キリン『午後の紅茶』は、日本初のペットボトル入り紅茶として、1986年から販売されている飲み物。

アンナ・マリア貴婦人のシンボルで親しまれている紅茶飲料です。

「日本にも紅茶の本場イギリスの習慣を根付かせたい」

そんな思いを込めて、『アフタヌーンティー』を日本語訳した『午後の紅茶』というネーミングが採用されたそうです。

ちなみに、ホット専用の『あったかい午後の紅茶』の貴婦人のシンボルは、マフラーが巻かれているマフラーバージョン。

意外と気付いていない人は多いみたいです😌

皆さんも、午後にアフタヌーンティーを取り入れて、日中の疲れを癒してあげてください☕✨

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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