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脱毛の歴史を紐解く🌈

男女問わず、当たり前になりつつある『脱毛』。

最近、街の看板や電車の中、ネット上でも脱毛サロンの広告をよく目にします。

男性向けのサロンも年々増えているようです。

一方で、「脱毛するのは面倒だ」と思う方も少なくないのではないでしょうか?


脱毛の歴史は古く、「紀元前から行われていた」と言われています。

当然、現代のような機械的なものではなく、その時代にあった、自分たちが作れる道具を駆使して、昔の人々も脱毛を行っていたようです。


世界最古の脱毛は、紀元前3500年のメソポタミア文明。

メソポタミア文明では、世界最古の文字『楔形文字』も生まれています。

この文明を支えたのが、『シュメール人』。

シュメール人は、ピンセットのような道具を使って脱毛を行っており、これが『世界最古の脱毛』と言われています。

ほとんどの歴史は、このシュメール人から発明されていると言っても過言ではありません。

今の脱毛の原型もまさにこの時代から。

宗教の概念から、

「人間の体毛は、不浄なもの」

こういった考えがあり、後の古代ローマやヨーロッパなどに大きく影響を与えています。


次に、文献が残っているのは、『地中海エリア』。

地中海エリアでは、古代アラブ人が、紐や縄を利用して毛を挟んで抜く方法を編み出します。

この方法は、今では『スレッティング』と呼ばれ、日本でも眉毛や産毛などの脱毛に使われています。


そして、紀元前3000年の古代エジプトでも、脱毛は行われていました。

ここでも、体毛は不潔なものとされていたようで、

「善と悪の精は頭髪を伝わって出入りする」

こういった迷信があり、鋭く研いだ『火打石』や『牡蠣の殻』などでシェービングをする、いわゆる『理容師』が生まれたのもこの時代です。

「除毛は悪の精を追い出す」

このような宗教的な意味合いから、理容師は、僧侶と薬学者、両方の性質を持ちあわせていたそうです。


エジプト王として有名なファラオは、全身の毛を剃り、カツラを被っていたと言われています。

また、世界三大美女の一人クレオパトラは、ワックスによる脱毛をすでに行っていました。砂糖・蜂蜜・蜜蝋を練ったものを肌に乗せて脱毛する方法で、現代の『シュガーワックス』が、まさにこれと同じ方法です。


動機はそれぞれ異なりますが、いつの時代も人々には美意識があり、脱毛をしていた時代がありました。

時代ごとに『美しさ』が変わっていくのは、感慨深いものがありますが、『毛』が、美容と深い関係にあったことは変わりないようです。

同じ毛でも、時代や場所によって、価値観が違うというのは面白いですね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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