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「成長が見えるともっと成長したくなる」 「積み重ねるならなるべく正しい努力」/第59回宣伝会議賞


はじめましての方ははじめまして。
そうでない方はこれからもよろしくお願いします。コピーライターのハヤサカです。


■第59回宣伝会議賞 一次審査通過者発表!


ついに出ましたね。待ちわびました。
全体の応募総数は64万8138点。
そのうち一次審査を通過したのは…実に6265点!

通過率は昨年の0.99%をさらに下回る0.96%とのことです。
100本書いても1本も通らないかもしれないという、鬼のような低確率。

昨年の第58回の自分の応募結果は、117本中 1本通過(TVCM)。
「またCMだけ通過か…」と悔しい思いをしたんですよね。
実はコピーで通過できたことがこれまでなかったので。

いま見ると少ない本数だなと思えますが、当時は本当に限界だーって思ってました。初めて通過した時に9本応募で2本通過したので怠けグセがついてたし…
THE・ビギナーズラック◎

そして今回、第59回の応募本数ですが…
約10倍の1141本を応募しました!フル応募には遠く及びませんが自分にとっては爆伸びです。毎日毎日何かしら考えて思いついてはメモを残して…いや~しんどかった笑
ひとまず事前に立てていた2つの目標のうち一つ、「1000本以上応募する」は達成できました。あともう一つの目標ですが、それは最後に。(たいしたものではない普通の目標です)

■コピグラに感謝、密山さんに感謝

ここまで応募本数を伸ばせたのも、勝手に名前を出してしまいますがひとえにローラーさんこと密山直也さん主催の「コピグラ」のおかげです!(青汁CM風)
コピグラとは簡単に言うとTwitterで開催されている「架空の課題に対するキャッチコピーを書き競うコンテスト」。そんなコピグラへの参加を通じてアプローチの切り口の幅が広がったというわけです。

他の人の発想を見ることができる、審査して評価してもらえる、次々とお題が出るので書く体力がつくと、コピーライターにとって良いことづくしです。
コピーライターを志す人や現役のコピーライターにもオススメなので参加してみましょう◎
Twitterで定期的にお題を募集しているので「コピグラ」で検索してみてください。過去のコピグラの結果はこちら↓


■一次審査の通過結果は…


さあ本題、今回の一次審査の結果ですが…

1141本中22本通過(コピー19本、TVCM2本、ラジオCM1本)
通過率1.92%

という結果!
「初のコピー通過」「全体平均通過率を1%近く上回る」という結果に大満足です◎
「コピグラのおかげで成長できた」と堂々と言えるのでホッとしました笑 

■成長はさらなる成長のモチベになる


さて、今回で言いたいところは「成長できたなぁ」と思えてよかった〜という点です。

人は「成長できている」という実感がないと同じことを続けるのはちょっとしんどいです。(この道を進んでよかったのかどうか…)と悩みながら歩み、何かつまずきがあると(やっぱり引き返そうか…)とまた悩む。

だから、何かを続けるにあたっては「続けていてよかった」と思えるご褒美があった方がいいと思ってます。

ここで言うご褒美とは「頑張ったから今日はアイス食べちゃお♪」ってことではありません。自分は特に何もなくても食べますし、それで太りました。

言いたいのは「頑張ったら良い結果につながった」という小さな目標達成=ご褒美を積み重ねた方がいいってことです。
コピグラなら「まずは一次通過」、宣伝会議賞なら「まずは100本書こう、全課題書いてみよう」でもいい、できる範囲の目標をこまめに立てて、達成し、Twitterでつぶやいていいねをもらいましょう。適度な承認欲求は健全な感情!心を豊かにします!
最初の方に書いた「1000本以上応募する」という自分の目標も、結局ひたすら頭と手を動かせば達成できるもののため、難易度自体はかなり低め。それでも「有言実行できた!」という体験は大事ですからね。

最初から高い目標を掲げてしまうと、なかなかそこに辿りつけず満足感も得られません。自分は特に目標など意識はせず、結果に結びつかなくてもわりと続けられる性格なのですが、やっぱり楽しみがないと保たないもんです。

■正しい(と思われる)努力を重ねよう


あとは…なるべく正しい努力をするよう意識することが大事だと思ってます。本人なりの努力の仕方というのはそれぞれあるし自由ですが、まずは先人の真似をしたり、その道の人が書いた本などで述べられてることをとにかく実践してみるのが手っ取り早いと思います。成功した人、強い人の努力の仕方は大抵正しい、はず…だし。

自分はぷよぷよというゲームが趣味なのですが、ながらく我流で練習・対戦をしてきて、しばらくすると「これ以上は上にいけないかも…」という壁を感じました。
そこでやり始めたのは、積み方や戦略をきちんと勉強すること。そこからもう少しは強くなれました。
「いま一番強い人が言ってることを真似すればいい、一番強いムーブのはずだから」とよくぷよぷよ強い人が言いますが、どの道もそうだよなと思います。

■一次通過まとめと「知らない分野の方が良いコピー書けるかも」の法則


さあ、話を宣伝会議賞に戻しまして。
通過した課題と内訳をまとめますと、

★通過課題と各内訳
オトバンク 3本 TVCM1本
関西学院 1本 ラジオCM1本
キッコーマン 1本
くもん 1本
サントリー 2本
色彩検定 2本 TVCM1本
島津製作所 1本
春華堂 1本
ナミックス 1本
野村不動産ソリューションズ 1本
兵左衛門 1本
フジッコ 2本
フジテレビ 1本
みんなの銀行 1本

14課題での通過で、全滅したのは24課題。
個人的に頑張った凸版、YOASBI、クレディセゾン、事業構想大学院大学での全滅は悔しいですが、オリエンへの理解の深みが足りていなかったのでしょう…SKATを読み、通過作を見て学ばせていただきます。

逆に苦戦してあまり書けずじまいだった島津製作所、ナミックス、野村不動産、フジテレビで通過できたのは意外でした。共通してるのは「どんな特徴のある企業(サービス)なのか知らないよ〜泣」と思った企業という点。知識がないぶん、いちから勉強したことでより深く課題を掴めたのかもしれませんね。

昔なにかで聞いた(読んだ?)話にも似たのがありました。好きな分野とそうでもない分野のコピーに同時に取り組んでいた人が「好きな方は調べなくてもよく知ってるし」と既に持っていた知識で書いたところうまくいかず、そうでもない分野は「勉強しないと書けないぞ」と色々調べた結果、よいコピーが書けたという話。

好きな対象だからといって、つい自分だけの目線に立ってしまうと、コピーの幅が狭まってしまうんでしょうね。だから自分の中にいくつもの目線を持っていた方が、コピー書くうえで役立つんだと思います。
その対象のものを初めて知った体で調べてみる。第一印象を考えてみる。あとは、男性なら女性の、女性なら男性の、どちらでもなければ男女いずれかの気持ちで考える。自分の中に色んな自分を持ってみる。

そう、まるで仙水忍のように…。

■まとめ


年齢がバレる発言が出たところで今回は終わります…。もうすぐ30歳、嫌だなぁ。
あとは3月1日、二次三次の通過発表を待ちましょう。

ちなみに、協賛企業賞の連絡は来ませんでした。ちょっと期待はしてましたが、「じゃあなにで受賞すると思ってるの?」と聞かれると特にないので、そういうことでしょう。

事前に立てていた「1000本以上応募」の目標は達成できたということで、あとはもう一つの目標「二次通過以上」も達成できるように祈っています◎

それでは〜

CW:ハヤサカ

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