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止まれ、メロス。

充電器を忘れた。
たぶん、あそこにあるはずなんだけど、どうだったけな。
連絡してみようかなっておもうけど、「いや、見当たりませんね」って絶対に探してもないのに言われるのもなんか嫌だし、取りに行ったら行ったで対応はしてもらえるけど、なんかイヤ〜な空気、わかるでしょ?あの気まずい雰囲気、舌打ちが聞こえてきそうな、なんか「ほんと、すいません…」みたいな、あれを思うと、なんか、ねえ…

ならば、「よし、いっそのこと新しい充電器を買いに行くぞ!」っとならないといけないのに、それもちょっと面倒くさい。
いや、ちょっとじゃない、ひじょ〜に面倒くさいったらありゃしない。
充電器を買いに行ったはずなのに、違うものが欲しくなってしまって、また私の悩みが増えるのかと思うと、なんか勝手に罠にハマった気分。

それなのに私は充電が切れるかもしれないMacBookをぱちぱち叩きながら、悩んでるけど、悩んでない。
むしろ吹っ切れてる、清々しいくらいに。
何なの?これがランナーズハイ?いや、ぜんぜん走ってないから!なんなら歩いてもないし、現在、寝転んでるけど、きっとこれがランナーズハイなのよ!


ランナーズハイ(ランナーズ・ハイ)
【名】スル

意味:長距離走やマラソンなどの持久運動を一定時間以上行った後、疲労や苦痛が感じにくくなり、逆に心地よい高揚感や幸福感に包まれる心理的・生理的状態。脳内でエンドルフィンが分泌されることにより、自然と心が浮き立つ感覚を覚える。特に長時間の運動が必要であり、全ての人に起こるわけではない。

用例:「この前のフルマラソンで、20キロ過ぎにランナーズハイが起こり、残りの距離を快適に走り切ることができた。」

派生語

  1. ランナーズハイになる(動スル):ランナーズハイの状態に達すること。

  2. ランナーズハイを経験する(動サ変):実際にランナーズハイの感覚を味わうこと。

語源:英語の "runner's high" から。直訳すると「走者の高揚」となる。


ちょっと待って、やだ、何これ?思ってたのと何か違う!!
だってわたし、ハイだけどランナーズしてないもん!!
いや、してるの?わたしランナーズしてる?出来てる?どっち?だから何?って、あれ?ちょっと待って…ここはどこ?ここはどこなのよ!!
ってか、「走者の高揚」とか何よ?
無駄にメロスしてる感じが無駄に怖いじゃない、メロス…メロ…


あ、太宰の本でも買いに行こー。

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