井上 靖 「しろばんば」を読んで
自宅には、井上靖の文庫本が何冊もあります。
文庫本のカバーに掲載されている、「井上靖の本」の一覧を見ると、既に半分ぐらい読んでいることにびっくりしました。
好きな作家なんだなと、改めて感じました。
井上靖の小説「しろばんば」は、私の愛読書です。
人生の節目に、何度か読み返しています。
昭和初期の風景
主人公は、親元から離れ、伊豆の自然の中で老婆と幼年期を過ごします。
近所の子供達、親戚、部落の人々との交流が、描かれています。
人とふれあい、その中から学んでいき、成長してい