行政書士という資格

行政書士という資格があります。
実は私もこの資格を有しております。

カバチタレ!というドラマ

そもそも、私が行政書士という資格を知ったのは常盤貴子さん・深津絵里さん主演の「カバチタレ!」というドラマでありました。
「カバチタレ!」は同名漫画のドラマ化作品で、深津絵里さん演じる行政書士の主人公たちが、法律知識を生かしてトラブルを解決していく物語です。
漫画の方では、行政書士の田島隆さんという方が原作を担当しています。
「カバチタレ!」で行政書士をお知りになった方は、ほかにも多くいらっしゃるんではないかと思います。

1991年生まれの私はドラマの放送当時小学3年生。
リアルタイムの放送はちらっと眺める程度でしたが、再放送で何度となく見てます。
実は内容は全然覚えていないのですが、人の好い常盤貴子さんとドライながらも正義感の強い深津絵里さんの関係性に、友人や仲間ってのはいいものだなあ、と感じていたような覚えがあります。
若かりし頃の山Pこと山下智久さんや香里奈さんなんかも出演されていますね。

非弁行為と行政書士

「カバチタレ!」は、行政書士がかかわることで、登場人物の抱えた問題を法律面から解決していく物語ですが、上記の通り、「カバチタレ!」の作中でどのような問題が扱われていたのか、私はほとんど覚えていません。
が、陣内孝則演じる大野行政書士と小林聡美演じる生田弁護士がしきりにやりあう、「非弁行為」という言葉だけは鮮明に覚えていました。

深津絵里さんや陣内孝則さんの演じる行政書士は、作中では法律の専門家のように扱われます。それは素人の象徴として扱われる常盤貴子さんとの比較でより明らかなものとなるわけですが、それでは法律にかかわる仕事は何でもできるのか?もちろん否であるわけです。

そもそも、裁判のような法律上の争いについてアドバイスをするようなことは、原則として弁護士にのみ認められているものです(例外あり)。
これを弁護士以外がやってしまうと弁護士法に違反してしまいます。これが作中でしきりに用いられる「非弁」という言葉のあらわすものです。

行政書士の業務

それでは行政書士という資格を持っていると、何ができるのか。
ものすごく簡単に書くと、、役所に提出する難しい書類を代わりに書くこと、そして書いた書類を役所に提出することです。
作中で「代書屋」という言葉が何度も出てくるように「代(わりに)書(く)」をするための資格であったわけです。
なんだ大したことないじゃないか、と思われるかもしれません。
が、適切に書類を作成し、提出することには、その書類の周辺分野の知識が必要ですし、提出したものが問題ないのに役所に受け取ってもらえないようなことがあれば交渉できなければならない。
そういった意味での専門性は高く求められるものといえるかもしれません。



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