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コンテンツ&マーケティング支援から現場の「無駄」や「疲弊」を救いたい〜株式会社メディア・コンフィデンス事業インタビュー

事業について

いまどんな事業をしているか

早野:デジタルマーケティング支援をしています。特にBtoB商材を販売している企業に対して、施策や顧客管理、リード獲得の支援をしています。さらに、特長として、コンテンツやツールを最大限活用した成果獲得をしています。

特に無形商材や高額商材では、コンテンツをマーケティングプロセスの各過程で活用する必要があります。マーケティングの施策には広告や外部露出などいくつか主要手法がありますが、結局必要なのが良質なコンテンツです。

どんな記事が何本要るか。
どんなインタビュー記事があればいいか。
ダウンロード資料や、動画はどれぐらい必要か。

コンテンツ戦略を知り、実行することで成果をあげる必要があります。中小企業もベンチャーも同様です。

当社はそのための戦略、体制を提供しています。

2階建てのプランで課題を即座発見・対処できる状態に

ー提供に際しては、サービスや製品をどのように提供していますか?

早野:2階建てのプランを作っています。まずはベースとなる基本契約という形で、月額のミニマムな金額をいただきます。これはアクセスやサイトのチェックといった定期的な支援内容でできています。
次に、発見された課題に応じてプロジェクト単位で追加をします。

こうした2階建てのプランにすることで、課題を常に発見しながら解決の緒を見つけ、大規模な改修や制作が必要なところには集中的に時間とリソースを投下する体制ができます。

自分たちでは発見できないところをこちらから見つける。企業現場では、担当者たちが「マーケティングのやり方が根本的に間違っている」ことを発見できないものですが、このベース部分があることで、根本的な間違いを防ぐことができます。

具体的には、最初に状態診断をさせてもらいます。対象は以下です。

  • ウェブサイト

  • CMS(ワードプレスなど)

  • グーグルアナリティクス

  • MAツール、メルマガ

  • SFA

  • CRM

Webサイトを外側を見るだけでもある程度わかりますが、可能であればグーグルアナリティクスやMAツール、その先にあるSFAの管理体制も含めて、一度見せていただけると隠れた課題が次々とわかってきます。

結果的にどこで詰まっているか、連携されていないかがわかると、すぐに対策が打てますからね。
「いまやるべきことはそれじゃない!こっちだ!」ということがわかるだけでも、大きな収穫です。

この事業に行き着いた経緯

コンテンツ制作からシフトした理由

ーデジタルマーケティング支援事業を選んだ理由について教えてください。この分野に注力することになったきっかけや背景について教えてください。

早野:現在創業9年ですが、当初やっていたコンテンツの制作から、徐々にコンテンツ活用、その先にある成果や顧客の獲得にシフトしてきたためです。

元々当社はですね、コンテンツ制作会社として2015年に起業しました。創業者が出版社の編集者だったこともあり、書籍や記事の編集を得意としていたんです。

創業当時は経営や事業計画などもなく、ひとまずできることで起業したのですが、出版物の受託制作だけだと限界があると感じていたため、創業丸4年で受託制作をいったんやめました。
マーケティングや販促、その先にある顧客獲得やLTVの向上を指向したというのがきっかけです。

こうした成り立ちもあって、現在では「コンテンツ制作の細かいところまでわかる戦略」が強みになっています。
記事、導入事例インタビュー、ホワイトペーパー作成、セミナー動画作成など、制作で対応できる幅が広いです。
あわせて、コンテンツを届ける行為に関連するWordPressやHubSpot、SalesforceCRMや国産MAなどのツール系統も、たいていは対応可能になりました。

なるほど、コンテンツ制作から顧客獲得やLTVの向上へと事業をシフトされた背景があったのですね。

顧客の企業にとって、なぜこれが必要なのか

ー顧客にとって、御社の支援サービスが提供する価値を一言であらわすとしたら何でしょうか?

早野:いくつか挙げると、
・安価な費用で「正解」にたどりつけること。間違いを減らせること。
・安価な費用で「勝算あるコンテンツ」がわかり、制作に着手できること。
・安価な費用で、最新のデジタルマーケティングの実装ができること
ですね。長期契約が前提になりますが、コスパは最高だと思います。

当社のキャッチコピーの1つに「そのコンテンツ戦略、合ってますか?」というものがあります。

多くの企業が「コンテンツは作ったし、Webサイトも改善したしMAやSFAも試してみた。しかし次に何をしたらいいかわからないし、今やっていることが正しいのかどうかもわからない」という、漠然とした悩みを抱えています。
コンテンツ戦略に絶対的な自信がある企業は少ないでしょうね。

当社はそうした「何をしたらいいかわからなくなってきた」企業に対して、次の打ち手としての最善策を提示します。それと合わせて、協力会社からの実行リソースを提示しています。

当社が柱にしているのがコンテンツ強化ですが、新規コンテンツを作るだけではなく既存コンテンツの見直しも有効です。コンテンツを活用して、リード獲得と、その先にある顧客獲得や成約、成約後の長い付き合いを生み出せる。これが当社の提供価値です。

支援の実例としてありがたい声をいただいたのですが、当社が半年間、コンテンツ改善の支援をしたSaaSの会社がありまして、その経営層から「マーケティングの根本的なやり方を見直し、生まれ変わることができた」という声をいただきましたね。

現行の支援プランができたのもこのお声がきっかけです。やはり「打ち手がわからないけどコンテンツはやりたい」企業の課題と解決について、当社ができることに確信をもてました。同じような感謝の声をもっといただけるようにがんばりたいです。

事業をやるに際してのこだわり、想い

解決したい課題、社会課題

ーこの事業を通じて、解決したい課題や取り組みたい社会課題について教えてください。

早野:企業のマーケティング現場の「無駄」や「疲弊」を救いたいです。また、良いものを持っている企業が埋もれるのを防ぎたいですね。

マーケティングできないばっかりに、埋もれてしまっている、空回りしている企業が多くあります。多くの企業が自社の魅力をコンテンツを通じて発見発掘して伝えていく、顧客との関係構築を長く続けていける社会にしたいですね。

ーこの事業を行うにあたり、特にこだわっていることや想いがあれば教えてください。

早野:嘘をつかないことですね。クライアントワークであるマーケティング支援業界では、嘘や騙し、根拠のない噂が横行しています。すぐに成果がでたりクリエイティブが自動で作れたりするような上手い話ばかりが市場に蔓延しています。
業界の課題でもありますが、知識がない人を口八丁で騙せればそれでいい、という空気があります。提供する側も専門領域について部分最適なやり方をしており、ユーザーが見えているとは思えません。また、日々ルールが変わるスポーツをやっているようなものですから、情報が古いままになっていて誤解も多いです。

当社はもともと外の業界からマーケティング支援領域に来たということもあって、そうした嘘はつきたくないです。よくわからない統計データやアンケートをもってきて顧客をだまして高額な費用を払わせるようなことはしたくないです。嘘をつかないことをモットーにしています。

2つ目のこだわりがコンテンツに手を抜かないことですね。最近は生成AIで、コンテンツの一部工程が省略できる面もありますし、当社も積極的に活用しています。「クリックさせたもん勝ち、ダウンロードさせれば内容はなんでもいい」と言って回る業者もいますが、当社はこうした立場はとりません。

やはり読み手も人間。手を抜けばユーザーに一発でバレます。
コンテンツを作る上では手を抜いてはいけないと思います。
心のこもったコンテンツを生み出し、それが顧客に届く支援をしていきたいですね。

強みやパートナー

ー御社の強みや、協力しているパートナーについて教えてください。

早野:制作リソースを外部から即時調達できる体制を持っているところです。当社はどちらかというと戦略コンサルですので、「これをやりましょう」で終わりやすい。絵に描いた餅にならないよう、制作受託や実際のコンテンツ制作、Webページ制作についてはマーケター紹介の会社と提携しています。

そのため、いわゆる「手を動かす」と言われるような制作スタッフについては、こうした提携の人材マッチング会社に声をかけることで、プロ人材を即時調達できるようになっています。これは工夫したところでもありますし、私たちが人材募集の要件定義を正確にできるところは強みでもあります。

当社は制作受託を「しない」ことで、低価格や提供領域の広さを実現しています。支援の初期段階から、同時並行でこうした制作リソースを呼び込めるのは強みですね。

ー制作リソースを外部から調達する体制を持ち、コンサルティングに特化しているというアプローチは、非常に効率的です。特に人材マッチング会社との提携を通じて即時対応が可能という点で強みがありますね。

事業の未来像、未来予想

実績社数を増やしていきたい

ーこの事業の未来像や、将来どのような展望をお持ちですか?

早野:支援を定額プラン化したのが最近ということもあり、実績はまだないですが、これから実績を積んで、定期契約していただける企業を増やしていくことですね。サイトやMA、CRMの診断から改善した実績社数を増やしていきたいですね。

支援している企業数が増えていけば、わたしたちにもさらにアクセス解析や施策のノウハウや経験が溜まり、好循環となります。その好循環が生まれてきます。

この事業で企業として土台ができたら、次にやりたいこともあります。

まずは会社ごとの垣根を取り払い、マーケティングの課題が解決できるコミュニティ=フォーラムを作りたいですね。多くの企業が一人で悩んでいるので救いたいです。ちょっとしたきっかけに出会える場を作りたいですね。

それができたら、コンテンツスタジオを構えてプロデュースをやりたいです。コンテンツを持っている企業や個人がコンテンツを具体化し、顧客に対してマーケティングを実績できる環境とノウハウを提供したいです。

当社のいう”コンテンツ”はエンタメや映像作品ではなく、セミナーや研修教材など実用に近い領域になりますが、そうした実用コンテンツでもまだまだできることはたくさんあるとおもいます。

現場の課題について

ーこれまでの事業の進捗や成果について、簡単に報告していただけますか?

早野:現時点ではまだ、「課題解決プログラム」ができたばかりです。中小企業によくある課題を整理して、それにたいするベストな解決アプローチや手順を整理できていますが、まだつくったばかり。

これからモニター企業も含め、実際に企業現場に入って支援していく対象を探しています。サイトの方向性に困っている、成果がでない企業を診断し、即座に戦略提示ができる状態ですので、やっていきたいですね。

読んだ人にお願いしたいこと

ーこのインタビューを読んでいる方々に対して、何かお願いしたいことがありますか?

早野:これからモニター企業も含め、実際に企業現場に入って支援していく対象を探しています。

サイトの方向性に困っている、成果がでない企業を診断し、即座に戦略提示ができる状態です。

ご興味がある方はぜひ、ご連絡いただければと思います。


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