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初めてのメルカリ



 世の中にはやらなくていいことがたくさんあって、いや、やらなくていいことこそ溢れている。それがつもり積もってゴミ屋敷を生成する訳だが、その中には正しく活用できれば確実に生活を豊かにするものも混ざっている訳で。
 この度極度のめんどくさがり筆者が初めてメルカったので、動機含め足跡を残してみる。同志の連休の足しになればいい。

 




【1、重い腰を上げる動機付、今が一番高値】


 ベース、価値の高いものは新品、新型。ブックオフに行けば否が応でも分かるが、とにかく経年でイタズラに価値を落とす前に手放すのがマスト。同じものでもその時なら10000円で売れたのに、売り時逃して結果3000円で手放すの嫌じゃない。自分にとってのその子の価値は、買った時のまま止まってるんだから。

【2、じゃあ何から始めるか】


 私は手元にあるそれを「売れるかな?」と眺めることから始めた。
傷、ホコリ、傷み。タオルを絞って商品を拭く。落ちない傷に関しては隠さず公開する。自身が購入に至っている以上、どうしても愛着はある。だからこそ「誰が見ても」商品として成立するというのは大事だと思った。

【3、写真をとる】


 商品として大丈夫そうだと思ったら、続けて写真を撮る。ここで大事なのは背景もキレイか。どんな生活環境下にいたか。それは商品の衛生面に直結する。どんなにいい商品でも背景で買われないというのはあると思う。何より私がそう思った。

【4、コメントを考える(下書き)】


 これは同じ商品を出展している人たちのものを参考にした。
 買う側がどんな情報が欲しいのか、一通り見れば共通するものがある。加えて自分だったらどんな一言があれば後押しになるか。私は「初めての梱包のため見苦しくて申し訳ないが、本体は絶対傷つかないように送る」とした。大事にされているものには自然付加価値がつく。それはきっと値段以上の価値を生む。
 

【5、箱用意】


 本サイズなら100均で売ってるが、例えばラケット、バッグサイズになると郵便局行かないとない。ちなみにらくらくメルカリ便なちっちゃい箱は店頭に置いてあるけど、100以上はない。100は「1辺100」じゃなくて「3辺計100」だから注意。箱自体何でもよく、バッグとかなら紙袋も可(濡れないようにビニールに入れた上で)

【6、出展する】


 作成したコメントを読み返して、出展する。
 ここでnoteでやってきたノウハウが活きるのだが、まずは検索に引っかかりやすいか確認する。
ヨネックスだけじゃなくYONEXを追加してみたり、バッグだけでなくケースも追加してみたり。とにかくこれ欲しそうな人が検索しそうな単語を並べて、実際検索にかけてみる。出てこなかったら何が違うのか確認する。YONAXになってたりするからバカにできない。

【7、隣の商品と比較する】


 GWだから出展購入の回転が早いと仮定してみたり、その分相場が変動していないかにアンテナを張ってみたりする。大事なのは「今」の相場。「今」その商品がどのくらいの市場価値を持つか。
 こっちの方が古いからここは下げる必要はない。こっちは新品だから高くて当たり前。そうして張る。卑下せず、高慢にならず、適正を見極める。ここで写真は活きてくる。清潔感に最大限注意を払った背景は意図せず浮く。その商品が高価そうに「見える」
 

【8、売れたら走る】


 結果半日で無事売買が成立したが、休みでよかった。初めてだから余計そう思うのかもしれない。「うれしい」より先に「急げ急げ」が勝った。手続きに不備があってはいけない。不備があった場合のリカバリーの時間が必要。だからこその「急げ急げ」だった訳だが、実際、サイトの指示のまま購入者に「ありがとう」な返信をし、バーコードを発行し
 

これな


 
 このバーコードをコンビニで提示して「メルカリで送りたい」と言えばホイと済んでしまった。あまりのあっけなさにつんのめるようだった。さすが現代。知っていれば簡単便利。これで次回からあわあわせずに済みそうだ。
 

【9、売った後】


 売って終わりじゃないらしい。届いたら届いた人から評価があって、それに返信して取引終了だという。メルカリ側もトラブル起こしたくないしね。現在配送手配が済んだ段階なので、ここまでは至っていない。

【10、実際やってみた感想】


 今回のことは「小遣い稼ぎ」というよりは経験としてよかったと思う。
 実際商品を売る上で、これだけ手間と時間が発生するというのは、小売りだけでは分からなかった。お別れするにしても、日向に向かうことを想定して発生した「その商品と向き合う時間」は思いがけず豊かなもので、買った経緯、買った時の気持ちが蘇った。
 メルカリは確かに便利だ。けれど、そもそも売らなくて済むような買い物をしたいと思った。






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