夢日記202103

20210331

仕事が終わり、会社を出る前にトイレに寄ると、狭い個室の中はガランとして何も無い。
壁に湯カランのようなものが一つ付いているので、それを回すと上からシャワーのお湯が降ってきた。
慌ててお湯を止めるが、髪とコートが濡れてしまった。

参ったなぁと思っていると、ドアの上の隙間から若い女性がひょいとこちらを覗き込み「あ、クリス」と言った。

苦笑しながら私が外へ出ると、彼女は私が服を着たままシャワー室にいたのを不思議そうに見ている。

シャワー室の向かいにはガラス張りのサウナルームがあり、同僚の女性がバスタオルを体に巻いて横になっていた。

そそくさとそこを出た先は大きな体育館で、若い女性たちがスポーツやストレッチをしていた。
傍らには大きなスポーツバッグやスーツケースが並んでいる。
遠征にでも行くのだろうか。

すっかり日が暮れてしまった。
夜道を歩きながら「クリス」は私のあだ名だったと思い出す。
私はあの子の名前を知らないけど、あの子は私のことをどうして知っているんだろう、と考えている。

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