夢日記202209

20220930

商店街の中通りに在るカフェの2階、窓に面したカウンター席に座り、下の通りを歩く人達を眺めていた。

ふいに、空に大きな黒い鳥が現れたと思ったら、道を歩いていた髪の長い黒いスーツ姿の女性の上で羽ばたきをして降りてきて、その両足で彼女の肩を捉えた。

私も周りの人達も、あっけに取られてその様子を眺めている。
彼女が身体をバタバタさせたせいで、一度黒い鳥は彼女を離したが、もう一度彼女を捉え直してぐっと上に飛び上がった。

彼女の身体は、私のいるカフェの向かい側に在る、美容室の2階まで吊り上げられたが、鳥が彼女の重さでゆらいだ瞬間、彼女は美容室のベランダにしがみついて中へと倒れ込んだ。

黒い鳥はそれを潮に、何事も無かったように悠然と大空へ消えて行った。

私は何となく、あの女性自身が黒い鳥を呼び寄せているような気がした。

カウンターに座っていた知らない青年が「うちの母も、ああいうのには気をつけろって言ってました」と私を見て言った。

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