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私のモラル・ハラスメント体験記 #3

<格下からの指摘が気に入らない>

クライアントから依頼されていた資料を作成し、そのクライアントのレビューを終えて指摘箇所を修正すべく、チーム内で作業分担をしているときのお話になります。

私「このページはA木さんが作成された部分なので、クライアントから言われた観点で再検討お願いしてもいいですか?」

A木氏「嫌です」

私(即答で拒否された!)

私「え、嫌とは・・何でですか?」

A木氏「僕が書いたものが正しいからです」

私「いや、でしたら指摘もらったその場でそう話せば・・

A木氏「あいつら(クライアント)は無知の素人ですよ、そいつらが偉そうに指摘したものを聞く必要はありません。」

私「いやいや、さすがに」

A木氏「葉山さん(私)も私が書いた部分を修正しましたよね。なぜ僕が作ったものを修正したんですか?」

私(あれ、話すり替わった?でもそれって・・)

私「それは修正した際にこんな感じでいかがでしょう?とチャットで伺いましたし、分かりましたって返信くれましたよね・・」

A木氏「僕の正しいアウトプットを修正するなら、もう知らないからお前の好きにしろよと思ってそう返したんです。」

私「それは・・・私は分かりましたの一言から読み取れませんよ、口頭でもいいので思っていることは伝えてほs

A木氏「自分のアウトプットを修正されるとやる気がなくなるんですよ!」

A木氏「自分より出来る人がやるならいいけど、そうでないから気に入らない!子供に余計なことをされているのと一緒の気分です!」

私(ああ、クライアントの指摘も私の修正も、どちらも子供のくせに余計なことしやがってと言いたいのね・・)

格下から指摘をもらうのが気に入らない理屈でした。
私にはもはや「分かりました」の意味も分かりません。
クライアントの経験が少ないのは事実、年齢も私と同年代(30代後半)です。ただ日々研鑽をしている姿は見ているし、だからこそ我々が支援しているはず・・・大変不快な気持ちになりました。

A木氏「葉山さんは、なぜあいつらの言いなりになるんだ、お前には信念がないのか!」

私(自尊心と信念って違うと思うよ・・言わないけどさ・・)

私「この●●社向けの資料は▲▲さん(クライアント)が説明します。こちらの提案を正確に理解してもらうために、相手の視点を考慮した▲▲さんからの指摘だと思っています。私も▲▲さんが指摘した意図を理解できましたし、現時点でA木さんが正しいと決めつけるのは違うと思います」

A木氏「そうですか、だったら俺はいなくなればいいんですねー」

私「いやいや、そうでなく・・それにこの部分はチームの中でA木さんが一番調査されていたじゃないですか。」

A木氏「僕のやり方に合わせないのならもう知りません!クライアントには自分たちで勝手に修正しろと伝えてください」

私(もう気に入らないから知ーらない!って子供か・・・)

A木氏「(ハンッ)葉山さんにそんな根性ありませんでしたね。」

私(えー、ここで私の人格批判までするの?)

私「・・・それは根性があっても言いません」

A木氏「とにかく全部気に入らない。私に指摘をするならそれだけの箔をつけてからにしてください!私がやらないのは私の言う通りに動かなかい葉山さんの責任ですよ。」

私(そして最終的に全部私のせいにするのかー・・・)

プライドが少しでも傷つくと当たり散らし、顔を真っ赤にしながら徹底的に相手を蔑んでいく歴戦の戦士。どちらが子供なんだろう、いや老害かな、何故こんな理不尽を悪びれもせず発言できるんだろう、どうしたら指示に従ってくれるんだろう。悩みはつきませんでした。。

<今回のモラハラ>
・クライアントと私は仕事のできない素人および子供
・「分かりました」は分かりましたではない
・根性なし
・俺の言うことを聞かないお前が全部悪い


<登場人物>
私(葉山)・・30半ばのマネージャー、初めてのコンサルにチャレンジ
A木・・56歳、経験豊富な協力会社社員、意識の高い歴戦の戦士(自称)


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