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私のモラル・ハラスメント体験記 #4

※ご無沙汰しております。現職が過渡期に入っており更新頻度が落ちてしまいました。スキをたくさん頂けてとても励みになっています。

<自身の誤りは相手のレベルが低いから>

当時の会社では、定期的にセキュリティに関する自主点検がありました。
内容は選択形式の問題(10問ほど)に答えるだけのもので、大体翌月に管理部門からスコアの低かった方を対象に対して現場のPMが直接フォローするよう指示が出る仕組みになっています。

そんな中、私の配下にあるA木氏、T崎氏の2名は見事対象となり、
私がフォローして報告しなければならない状況となりました。
本人たちへの連絡はいつものモラハラ朝礼の場で行います。

私「先月行われたセキュリティ自主点検について、会社からフィードバックがありました。結果としてA木さん、T崎さんともに合格ラインを下回ってしましまいフォロー対象になっていましたので、間違えた箇所について私と実際にルールを見ながら再確認する時間を頂こうと思います。」

T崎氏「意見よろしいですか?」

私「どうぞ」

T崎氏「何の話をされているのか、私は分かりません」

私「先月に実施したセキュリティ自主点検です。覚えてないですか?」

T崎氏「なるほど、そんな昔の話は記憶にありません。」

私(1か月も経ってないが・・・ボケたか?)

私「記憶はなくともフォロー対象になっている以上、回答はされたんだと思います。忘れているなら改めてお話できればと思います。」

T崎氏「いえ、言いたいのはなんで今更かという話です。
    フィードバックなんてすぐにやれますよね?」


私(記憶あるんじゃん・・)

私「期限から2週間あいていますが、管理部門の精査期間かと。
  私には昨日の夕方に連絡、確認は定時後だったので私に依頼が来てから
  は最速に近い形でお話しています。」

T崎氏「だからそんな昔のことを今更出されても忘れてますよ」
T崎氏「すぐにやろうと思えばできるでしょう。なぜすぐにやらなかったと叱っているんです。回答した翌日にはフォローすべきです。なぜすぐにできないんですか??」

スピード感が気に入らないそうです。管理部門の自動化や効率化が浸透しておらず、手作業で進めているのは事実でしたので、少しだけ気持ちはわかります。ただ私に問い詰められても困ります。

私「忘れているなら、思い出すきっかけと思ってやりましょう」

T崎氏「はあ・・・まあいいです。それで何を間違えたと先方は言ってるんですか?」

私「例えばお二人とも間違えているところだと問XXでしょうか。」
 (問題をディスプレイに表示、危機発生時の連絡先を答える問題)

私「ルールは依頼メールに添付されていた資料にも書いてあります。
  弊社に参画する際の入場教育に関するチェックリストにもあるので
  人事からも説明受けてるかと」

T崎氏「これは人事担当の方が説明した通りに回答したまでです。
    我々ではなく人事担当を教育した方がよろしいのでは」


私「・・(誤った緊急連絡先を教えるとか普通にないだろとか、やっぱ覚えてるじゃんとかいろいろツッコみたい)」

A木氏「私もいいですか?」

私「(来たか・・)どうぞ」

A木氏「まず僕らレベルが問題を間違えるはずがないでしょ。我々が間違えるということは問題が悪いんです」

私(想像を軽く飛び越える理論来たか・・・)
私「いえ、でも実際に回答されて間違えてますよね・・・」

A木氏「それは御社のレベルが低いのが原因だって言ってるんですよ!」
T崎氏「こんな温度感でセキュリティ事故が何たらとか笑えますねw」

A木氏「低いレベルの話に我々が付き合う必要はないと断言します」

以降、私を含めて弊社がいかにレベルが低く愚かであるかを訴えてきます。
「お前らのレベルが低すぎて高レベルの俺らは逆についていけないw」と。

でも私は察しています。
間違えたのが恥ずかしくて認めたくないので必死に私を貶めているんです。逆に可愛さすら感じます。(振り返ればこの頃から感覚が壊れていました)

<今回のモラハラ>
・一か月前は昔の話
・俺たちの方がレベル高い、つまり悪いのはレベルの低いお前らだ


<登場人物>
私(葉山)・・30半ばのマネージャー、初めてのコンサルにチャレンジ
T崎・・58歳、経験豊富な協力会社社員、一見温厚だが・・?
A木・・56歳、経験豊富な協力会社社員、意識の高い歴戦の戦士(自称)

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