見出し画像

夫の単身赴任が終わったとき

この春の異動で
夫の単身赴任が終わりました。

9年ぶりに一緒に暮らすことに
なりました。

ウチは夫両親と同居
(今から6年ほど前から開始。
完全な二世帯住宅ではないのですが、
田舎の家ゆえに、部屋数はあります。
完全な同居ではなく、
共同部分がありつつの
ニ世帯の住まいということで、
「シェアハウス的な同居」と呼んでいます。)



子供たちが大学進学と共に
家をでてからは
ここ数年は義両親と私の
共同生活?といった様子で
そんな中、月イチで夫が帰ってきたり
私が旅行気分で遊びに行ったり
子供たちもときどき帰ってくる
そんな生活でした。

夫の転勤にはずっと
帯同していたのですが、
さすがに
子供たちが高校生になってからの
転校はさせられませんでした。
そこから
単身赴任がはじまります。


ですのでトータル9年間。


帰ってくることが決まったとき、
正直なところ嬉しかったですね
ほっとしたと言うか、、。

その反面、
お互いの生活スタイルが
出来上がっているので
ぶつからないか
少し不安でもありました。
うれしいやら不安やらが
混じった少し複雑な気持ちでも
ありました。


夫には話していませんが、
実は、単身赴任で行く前の
私たちはあんまり
よい雰囲気ではなくて、
この9年間は
それを反省する時間にも
なったように思います。


そんなこともあって
希望と少々不安
そんな気持ちで引っ越しの日を
迎えました。

実際、単身赴任が終わってみて
驚いたことは、

私自身が
夫と一緒の生活になることで
「安心」を得た、
と言うことです。

と、同時に、
私にも仕事があって
日々邁進し、
自立している気でいましたが、
それは不在を埋めるためのものでも
あったかもしれない、
ということに気がつきました。

実際、離れている間、
夫が不在の分、
子供たちのことは
しっかりやらなきゃ、
と思っていましたし、
(ちょうど高校、大学進学の
時期でした)
忙しくしている
夫にいちいち電話やLINEで
あれこれ相談したり、
グダグダいって
甘えちゃいけないーって
思ったりもしていましたしね。


そして、
自分でも驚きましたが

「もう頑張らなくていいんだ」

そんな気持ちが湧いてきました。


もちろん、
無我夢中で取り組んでいましたし
この仕事こそが
私のライフワークそのものだ
と、心からそう思っていました。
ですが、ある時期から
ふとその気持ちが揺らいでいることを
わかっていたんですよね。


で、更に、次に浮かんだのが

「仕事辞めよう」

と言う気持ちなのでした。



と言うわけで
この春、フルタイムで働いていた
調剤薬局を退職しました。
退職日は誕生日前日

57歳からは専業主婦に。

たとえ、
数ヶ月でもいいので
しばらく何もしないで
家に居たいと思い、
そんな時間を確保する
選択をしたのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?