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クリムト展へ/2019 豊田市美術館

スマホに撮り溜めた写真を
見返しながら
浮かんできたあの時を
つらつらと思いつくまま
書き起こしています



2019.06
クリムト展を観に東京都美術館へ
原美術館のあとに
行くつもりだったところ
大雨で断念してしまった
そののち、、、


その記事はこちら、です⤵︎


2019.10.01
次の巡回先、
豊田市美術館へ
観に行きました。

今、手元の資料を観たら
会期が10/14まででしたので
ギリギリでしたね。




当日の朝になって、
「行くなら今日だ」
と、新幹線を名古屋で降りて
名城線に乗り継ぎ
最寄りの豊田市駅で
降りたあと
タクシーに乗ります。
ちょうど、
ラグビーのワールドカップの頃、
豊田は海外のあるチームの
練習拠点となっていたようで
運転手さんが
いろいろと纏わる話を
してくれました。
内容は、、、
わすれちゃったけど、笑



到着後、中に入ると
会期終盤のせいか
結構な人の並びでした。

平日の朝なら
比較的ゆっくり観れるかと
思っていたのですが、
結局、私も
沢山のおばさま方に混じって
並ぶことになりました。


今、コロナ禍でよかったことは
こういった場では
早々に予約制となり
人数制限がかかったということです。
行きたい時間に
予約が取れるし、
ゆっくりと観ることができて
本当にありがたいと思います。

これが新しいスタンダードで
完全に定着するといいな。


さて、作品ですが
その頃は
まだクリムトの背景は
知らないことも多く
ただ「好き」だけでした。



モザイク画にも
肖像画にも
風景画にも

「好き」だけで
観てきた作品の中でも
その背景を知ると
「好き」が
ますます層厚くなるように
感じます。

要は、
背景を知ると
もっと「好き」が深まる
ってこと、
ただそれだけです。



私にとって作品を観ることは
自分と対峙することのようだと
最近、悟りました。


深いところまで潜って
そこにあるもの掴んで
戻ってくること

戻ってきて
そーっと
掴んできたものを見るとき
それが
何なのか初めてわかる

そういうことかな
と、今、思いました。

そこまで刺さるのは
その時々にもよりますが、
手応えを感じることは
楽しくもあります。

それには
美術館という非日常な
建物の空気も大切で、

一歩踏み入れたときから
じわじわと
整えられてこそ、
その先に控えている作品の中に
入っていけるのかな
と思います。

この時間、好き。
大事にしたいな。
建物って大切だわ。

再び、そう思いました。




あんまり混んでると
先に進み、
空いた頃、また戻るを
繰り返します。
だから、
誰かと一緒のときは
気心が知れていることも
多いので
待ち合わせはいつも出口
「どうぞ自由にゆっくり観てね、
私もそうするから」
と、自由度を優先します。

出口の先には
ミュージアムショップも
あるし、たとえ早く出たくなっても
各々に過ごせます。



作品を観た後は
建物の中を、屋上を
庭を巡ります。

長い通路に椅子が
整然と並んでいたり
壁一面の
大きなガラス窓からさす
自然光でできる柱の影、、、
などなど、
さまざまな表情を発見したり

細部に宿るなにか、とか
そこに現れるなにか、など
建築家の意図を受け止めたとき
(ような気にひとりなって)
心が踊るように
感じます。


まぁ、こんな感じに
楽しんでいます。



当時は建築家も知らずに
訪れたのですが、
のちに
谷口吉生氏の設計と知ります。
どおりで、直線と
人工池がやはり特徴でした。
1995年11月にオープンとのこと。


またこの土地は
元々、お城
七洲城のあったところで
中心街を見下ろす格好で
小高い丘上にあります。
お城があったくらいなので
気持ちよい場所で、
広々と見渡せる街の景色も
印象的です。

最後にゆっくりと
お茶を飲んで
そろそろ帰る時間に



当時は息子が
名古屋で学生時代を
過ごしていましたので
帰りに
ちょっと立ち寄ろうかな、
そして
ごはんでも一緒に食べようかな
というつもりでしたが、
さすがに
私の誘いが急で、
夕方から部活(サッカー大好き)が
あるから
行けないとのこと。
やっぱりね。


「何か食べもの届けてくれると
うれしいな」の要望LINEあり、
途中下車。
お惣菜などの食料調達
そしてマンションに
届けて帰るという
いそいそ母さんでありました。



さて
谷口吉生建築となると
私の足あと記録からは
このあとに繋がるのは
鈴木大拙館訪問記かな?
(未定です笑)




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