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独自研究

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2023年7月の記事一覧

十和田湖の御倉山は平安時代915年に上昇した溶岩ドーム

十和田湖の火山防災計画を立案するときは、もっとも新しい平安時代915年噴火Aがどこでどう起こったかを正しく把握することが重要である。この噴火のあと、これを上回る噴火は日本列島でまだ起きていない。それほど大きな噴火だったからだ。 御倉山が8000年前の噴火Dでできたとする新説を十和田火山防災協議会は採用しているが、その新説は明白な誤りである。従来の大池昭二説通り、御倉山は915年噴火Aの最終段階で上昇してきて火道に栓をした溶岩ドームである。東方向にいくぶん流れ下っているから、