姶良丹沢火山灰の再現シミュレーション
姶良丹沢火山灰は、3万年前に鹿児島湾最奥部にカルデラをつくった入戸(いと)火砕流から空高く舞い上がり、北海道を除く日本列島とその近隣に降り積もった火山灰である。
厚さ5センチの等層厚線を細いオレンジで示した。風下の南東方向には2400キロまで、風上の北西方向には600キロまで、分布軸と直行方向には1200キロまで、届いた。
降り積もった火山灰の量は、上記楕円の面積に厚さ5センチを乗じただけで3000億トンに達する。入戸火砕流まで含めれば、10倍の3兆トンに達するだろう。オ