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【アートの世界から見た日本人の価値観】日本人は継承と伝統がお好き

数ヶ月前とある動画を見ていたら、ある画商さんが解説していた。
そしてとても腑に落ちた話。

永井美楽塾by永井画廊(youtube)

どの動画だったっけ?と検索かけたけど見つけられなかったので該当動画は興味があれば皆様探してみてください。
余談ですが、美術の歴史等に興味ある人なら楽しめるチャンネルと思います。
そんな人はチャンネル登録してみるといいと思います。

さて本題。
その忘れちゃった動画で西洋美術と日本美術の根本的な評価基準の違い、みたいな解説をしていました。

永井氏曰く
「西洋美術は革新、革命を評価する」
「日本美術は継承、伝統を重んじる」

だ、そうです。

すごーーーーーーーく納得ができる。
確かにおっしゃる通りその通り!と一人納得しまくってしまいました。

教えてくれてありがとう永井様!と会った事も無いのに勝手に感謝。
見た目がショボクレてて喋りがあんま上手くないのが玉にキズだらけだけど、一人勝手に感謝しております。

Youtubeやっててくれてありがとう。

そもそも歴史的に

西洋すなわち欧米は、昔からやれ戦争だ、革命だ、と言った争いと革命の連続
時には国が出来たり滅んだり縮んだり広がったり蹂躙しまくったり。

それに対して日本は倭の国と言われた頃から単一民族。
今はアメリカの属国ですけど?と言う思いもするけれど、アメリカ合衆国の一つに組み込まれたワケではない。
植民地バンザイな世界観の時代にも、日本は植民地を持つ事はあっても植民地にされる事は無かった。
そもそも江戸時代なんて鎖国してたくらいだし。

連綿と続く文化や習慣、価値観が根付いてるのかもね?

院展とは

「院展」という日本画の公募団体があります。
院展は東京芸術大学日本画学科出身の日本画家も数多く所属する、いわば日本画のエリート様の集まり

特性として画風がどうのとかあるけど、今はそれはどっちでもよくって。
体質がね?まんま良くも悪くも「継承と伝統」そのものなのですよ。

とある知り合い作家の経験談

ある知り合いの日本画家は、昔その院展に出していました。
一生懸命院展が評価する作風に沿って頑張ってたんだと思います。

ただ疲れちゃったのかな?
ある日突然変異のように、日本画の手法を用いたポップアートみたいな作風にチェンジしました。
傍から見て「おぉ、思い切った事したなぁ。インパクトある作風にしたんだな。度胸あんなー。」なんて感じてたのだけど、だけれども。

当時の先生は作風変えて以来、口聞いてくれなくなったそうです。苦笑

イヤイヤいつの時代だよ!?馬鹿なんじゃないの???
と思うけど、きっとそのお師匠様の頭の中は、自分なんかとはまるっきり違う価値観と正義の血が流れてるんでしょうよ。俺そういうの嫌いだけど。

ケツの穴が小さいなぁ~もぅ!

再度、そもそも院展とは

昔、とある方から聞いた話。
確か25年以上昔の話。

院展に初入選すると、書類が届くそうです。
返送しなきゃいけない書類。

その書類には師匠のハンコを押す欄があるそうです。
要するに研究団体と言われる派閥に入れって、そういう事です。

「君、師匠がいないって事は分かってるよね?」
「君、派閥に入らないって事は、今後どうなるか、分かってるよね?」

想像だけど、多分そんな世界観。
個人的にはヘドが出そうなくらいに大嫌い。

この悪臭、じゃない悪習、今でも続いてるのかなぁ続いてそうだなぁ。
あぁ~クセェ!死ぬほどクセェ!

懐かしいだろ?

誰かそんな習慣が続いてるのか知ってたら&認識間違ってたら教えて!
違ってたら素直に謝るからさ。

ところ変わって西洋すなわち現代アート

ところ変わって西洋すなわち現代アートの評価基準はそうではない。
そこで評価をされるのは以下。

対して日本は?

美術とは別の例になるけれど、昔だったらホリエモン?今ならガーシー?
ともかく新しい空気を持ってきた人を犯罪者扱いどころか本当の犯罪者にしちゃう世界です。
空気で重罪被せちゃう世界観。なんか息苦しいなぁ~。

おとなしくおとなしく大人し~く、お師匠様の有り難いご指導および習慣伝統をトレースして素直に頑張る人が認められる気がしてならない。

The 同調圧力and出る杭は打たれるand思考停止and前例主義and事なかれ主義(長くてゴメン!)

オラそんなん嫌じゃ!

で、結局俺は何したい?

日本画の世界は自分の原風景の一つです。
画家を志した際、縁も合って日本画を選択しました。

最初道具をいじった時は「本当に面倒臭い画材だなぁ~。そもそも高ぇよ!」なんて思いました。

ぶっちゃけ俺油絵の方が向いてたのでは?
なんて思う事もしばしば。

でもね、なんだかんだ言ってね?
今でも日本画描いて、日本画村の末席に所属していて。

そんな日本画の世界は、自分にとって母国のようなモノなのです。

だからこそ!自分はその日本画の習慣を変えてみたいのです。
日本画を用いて新しい事をしてみたいのです!
日本画村に挑戦状を叩きつけ!(多分来年実行します)
日本画を日本の中だけのガラパゴスな世界観ではなく!
現代アートに接続して「世界の中のNIHONGA」にしてみたいのです。

きっと村上隆あたりには鼻で笑われる事でしょう。
そもそも彼ほどの人が、こんな鼻くそみたいな存在の自分が書いた文面なんて読まないと思うけど。
でも例え笑われたとしても、思うのは勝手です〜。

そんな事を思う今日のこのごろです。
結局最後は自己主張で終わる文章が多い気がしてならない今日このごろ。
今日も暑苦しくてスンマセン。汗

最後まで読んでくれてありがとうございました。

ではまた次回。


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