一般質問「佐野市の公式LINEについて」

こんばんわ。

 先週金曜日から決算議会と言われる9月定例会が始まりました。先週金曜日が議案説明、本日は議案質疑となりました。

 明日から2日間一般質問ですが、コロナ禍の影響で通常の1時間から30分に時間短縮されており、今回はタイトルの通り佐野市の公式LINEについて質問する予定です。

1.公式LINEについて質問する理由

 実は平成29年9月定例会初めての一般質問の時にLINEを使った広報をしませんか?と提案しました。その当時は運用コストがかかる為、前向きな回答は得られませんでした。その後令和元年の6月定例会でも取り上げ、運用コストの問題が、同年5月21日から無料になった事を受けて再度提案をし、今年の8月から念願かなって運用が開始されました。

 運用が開始されたことがゴールではなく、適切な運用がなされ、市民サービスの向上とともに、観光立市を標ぼうする佐野市としてPRできる点や、オンライン手続き等を組み入れることによって行政の人的負担を軽減させることまでが、私としての最終目標であるため、具体的な使い方を質していきます。

2.各項目の質問の意図は?

 それでは各項目を中項目ごとに解説していきます。

1)運用開始前に行った取り組みについて
  
・運用開始前に利用者向けのニーズ調査を行ったかの確認。
  ・利用者に必要な情報を届けるためどのような事を行ったかを確認。
  ・アンケート調査をWEB上で調査をしていたのは確認済み
 なお、下記の通り、総務省の調査では年代別にみてもSM系サービス/アプリでは相変わらずのトップです。

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平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書より

昨年の甚大な被害を及ぼした台風19号が直撃した際にもLINEでの情報のやりとりで多くの情報が共有できたり、避難の際に役に立ったとの声もありました。TwitterやFacebookはクライアントを立ち上げないと基本的に情報が拾いに行けませんが、LINEについてはプッシュ型で通知がされる分、気づきやすく相手に情報を知らせるという点においては非常に優秀だと考えています。

(2)公式LINEの友だち登録について
 ・友達登録を促す周知はどのように行ったか?
 ・公式LINEの運用開始後の友達登録の推移
 ・直近での友だち登録の目標値は?

折角やるなら友達登録数に目標をたてて運用してもらいたいということで聞いてみます。

ちなみに佐野市は第2期佐野市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の「基本目標2新しい人の流れをつくる」という項目で具体的施策として「住んでよし、訪れてよし」佐野シティプロモーションを掲げています。そのKPI(重要業績評価指標)にさのまるツイッターフォロワー件数を設定するくらいなので、どうせなら個人的にはこういった数値を目標設定してもらいたいと思っています。

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(3)登録者を増加させるための公式LINEのサービスの拡充等について
 
・佐野市防災・気象情報メールとの併用を進める理由
 ・タイムラインの積極的な運用を促したい。
 ・その他の各種サービスの導入を検討してほしい。
 ・どうせやるなら庁内で横断的な活用をしてほしい。

そもそも、LINEを強く導入して欲しいと思いを強くしたのは台風を被災を受けてでした。現在のLINEの周知チラシでは、

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 佐野市防災・気象情報メールとの併用を勧めています。今回は台風等の災害が起こった時にどの段階でLINEでお知らせがされるのか聞いてみるつもりです。これは国の方でも警戒レベル4での避難勧告と避難指示の分かりにくさ、気象防災情報と警戒レベルの分かりにくさなどもあることから、自治体が率先して分かりやすい情報発信をするべきだと考えているからです。

 その他にもAIチャットボットの導入やオンライン行政サービスの他、モバイル送金・決済サービスなどを導入し、市民サービスの向上と業務負担の軽減を両立する可能性もあるため積極的に利用するように提案していきたいと思います。窓口延長をしてもらいたい世代は働いているからが主な理由であり、そういった人はスマホ世代の人でもあるため、わざわざ役所に行く必要がなくなるメリットがあり、そういう人たちがオンライン手続きを行ってくれれば、今度は役所が混雑をしなくなる。自治体職員も他の業務を行うことができ業務の効率化も見込めます。そういった点を念頭に置きながら明日の一般質問に臨みます。