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バターの特売が何となく増えてきた

ここ最近、チラシでバターの特売を見ることが増えてきた。
大きく値段が下がることはないのだけど、今まではほとんど特売はなかったので乳製品のダブつき感がでてきたんだなあ、と何となく肌感覚が変わってきた気がする。

増産(生産)調整というキーワード

酪農の世界はずっと”増産”基調で進んできたけれど、ここ最近はコロナで業務用の利用が落ち込み、脱脂粉乳・バターの在庫積み上げが厳しくなってきた。

生乳生産は、基本的には生産計画に沿っている

生乳の生産は毎年、各農協単位に年間生産計画を立て、その数字を元に各農家へ1年間の生産目標値が割り振られる。
この生産目標が来年はほぼ横ばいになりそうな情勢。

ただ、このあたりの動きは北海道と本州では動きが微妙に違っていたりして、ニュースを見ている限りはこうした調整弁の役割はどうも北海道の酪農家にばかりしわ寄せが来るんじゃないか?という気がする。なんだかんだ言っても北海道の酪農は規模感が違うので。


乳業メーカーもみんな頑張ってる

最近、よつ葉が出した新製品のヨーグルト

これ、バターミルクってのは、実はバターを作る段階で生じるバターミルクを原料にしたヨーグルト。こうしたヨーグルトが売れるとバターの生産量を増やすことにもつながっていく。
こんな風になんとか乳業メーカーも今の状況を乗り越えようと様々な工夫をしています。

マーガリンからバターへシフトしよう

1人でも多くの人が植物油脂のマーガリンではなく、牛乳からできたバターを皆さんが食べてくれることで僕達が安心して搾り続けることができます。

いろんな料理を美味しくしてくれますので、ぜひ、食べてくださいね!



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