見出し画像

なぜ、牧場の朝は早いのか?

牧場での仕事は、大抵どこも朝が早い。

以前、5軒のヘルパーをやっていた時の出勤時間は僕が関わったことのある牧場で早いところは3時半。遅いところでも6時半。サラリーマン時代だったら、6時半に起きて仕事に行くぐらいでした(汗)。

できるだけ等間隔で搾りたい

今僕のいる牧場での搾乳は、
朝の搾乳 5:00 スタート
夕の搾乳 17:00 スタート

このように、12時間間隔をあけて搾っています。他の牧場でも2回搾乳の場合には、大抵12時間間隔に近い。

牛を牛乳の製造タンクだと考えたら、朝晩で時間間隔を合わせた方が牛の体には優しいからなんですね。

牛の体のペースに合わせて時間を決めたら、あとはそれに人間が合わせて起きる。そのために朝早くから餌やりや除糞などをやって搾れる状態を作ってから搾乳に入る訳です。

ロボット搾乳の場合にはどうなるか?

ただ、最近導入の増えてきたロボット搾乳の場合は事情が異なり、牛は1日2回〜3回・4回程度のいずれかの回数で自由に搾乳場所にやってきます。
時間帯も牛都合。人間は、除糞と餌やりだけなので、時間もそんなに朝早くやる必要はありません。ただ、1台数千万の機械+牛舎の改築も必要なので、規模拡大意欲の高い酪農家さんじゃないとこうした機械導入は難しいですね。

画像1

写真はとある牧場で牛を搾るパーラー室。12台✕2=24台で約200頭ぐらいの牛を一気に搾ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?