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何事もやってみると自分で語れる

写真は、数年前にパンクしたショベルのタイヤ交換の様子。

まさかその場でジャッキアップして交換するとはつゆ知らず。。。

「もう、これで今度から交換できるね♪」って言われても簡単にできるとは思えませんが、手順だけはわかりました。

エンジニア、もういないよ。って言われた

あるコンピュータのシステム構築を考えてて開発者を抱えている会社の方に話を聞いた時の事。
「もう、今はそもそもアサインできる技術者が圧倒的に少ないし、いたとしてもかなりの金額が必要になるよ」
という話をされてことがあります。

技術者側からしたら供給不足気味な状態なので、いいのかも知れないけど、使う側の僕達からすると、じゃあ、どうすればいいの?って話。

そこで、以前から気になっていたノーコードツールを自分達で何とかできるか? というところから調べてみた。

Google Appsheetにたどり着く

たいてい、ノーコードツールと言われたら、日本だとよく目にするのはこれ。

Kintone。ただ、以前お試しで使ってみたことがあるんだけど、ブロックを組み立てるような操作感は分かったけれども何となく入り込めなくてあまり深くは触ることもなくそのままに。

そして、もう1つがこちら。

GoogleAppSheet。これもきちんと触ったことがなかったのだけど、スプレッドシートの作り込みさえきちんとできれば何とかなりそうな感じがしたので、自分の直感を信じて今回はこちらで情報系の仕組みを作ってみることにした。

参考書籍がない理由

何か入口として読めそうな本がないかあれこれ探したけど全くといっていいほどない。

ようやく見つけたこの本を読んでみたけど、サンプル事例を作り込むという進め方なのでリファレンス的な使い方ができない。

今になるとわかるのですが、書籍を読んでもわからないんですよね。基本的な仕組みを理解して実際に触ってみることで大抵の事は理解できる。書籍の方が分かりづらくなってしまってます。

あれこれと探している中でようやく見つけたのがこちらのYoutube

技術者目線ではなく、ユーザー目線でゼロからGoogleAppSheetを使い始めてGoogleのAmy さんとのやり取りもオフィシャル感ある内容にもかかわらずとても分かりやすい。

技術者じゃない方がスムーズに使える理由

触ってみるとわかるのですが、全てはスプレッドシートの作り方に行き着くのがこのツール。最初にこのデータ整備ができていれば、あとはGoogle Appsheetを使って分かりやすく見せるといった感じの作り方。

開発したことのある人だったら、ついついロジックを突っ込もうとしてしまうのだけど、そうした思考が却って邪魔になるほどのわかりやすさ。

ユーザー向けの利益を生む仕組みであれば別ですが、社内や一定のグループ内での仕組みづくりであれば、このGoogle Appsheetとスプレッドシートの組合せで大抵の事はできてしまいそうな感じです。

雰囲気で決めるのは止めよう、と思った

ノーコードツールについて、よく耳にするニュースを中心にして考えてたらきっとkintoneを選んでいたと思いますが、自分で実際に情報収集して、触って作って失敗して、少々痛い目に逢いながらも深い所を触り始めるとほぼ、データを整える事だけでロジックを組み立てる事はほぼ不要。あとは、中で用意されている関数を組合せて使っていく。

これ、システム開発者要らんやん。 って改めて思わずにはいられない。

クラウドの仕組みなのでGoogleの用意したサービス内容・件数等に依存するのだけど、その枠組を理解した上で使えばいい。できないことももちろんあるだろうけど、まずはやってみる所から。

システムを作らなくていい時代がやってきた

20数年前、コンピュターシステムを作る会社を退職する時に、
「システムづくりはユーザーにとっては手段であって、目的ではない」
「システムを作ろうとしないITコンサルティング」

こんな事を考えて小さなSierを退職したのですが、ようやく当時願っていたコンピュータシステムを作らなくてもいい時代がやってきたのかも知れません。

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