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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第1回「どうする桶狭間」

2023年1月8日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『どうする家康』第1回「どうする桶狭間」を視聴しました。

<始まる前に>

さて、「どうする家康」の初回がスタートです。
NHKでは大々的な番宣が行われていたので、力が入っていることがわかります。
初回でなんとなくこの番組の方針がわかるので、番組を楽しみましょう。

<NHKのあらすじ>
武士が激しい領土争いを繰り広げていた戦国時代。
尊敬する今川義元(野村萬斎)のもとで、人質ながらも楽しい生活を送っていた松平元康、
のちの徳川家康(松本潤)は、心優しい姫・瀬名(有村架純)と恋に落ちる。
このまま幸せな日々が続くと信じていたある日、織田信長(岡田准一)が領地に攻め込み、
元康は重要なミッションを任される。
命からがら任務を果たしたものの、戦場のど真ん中でまさかの知らせが!
どうする元康!?

■プロローグ

■ナレーション(寺島しのぶ)

大高城(桶狭間付近)の金陀美具足がアップで登場。
(ナレ)「今日、この平和な世があるのもすべては大御所東照大権現様のおかげ。まさに天が私達に授けてくださった神の君でございます。我らが神の国はいついかなる時も勇敢であらせられました。あの桶狭間合戦のときもまた然り」
石川数正(松重豊)が居なくなった元康を探すと、兜を置いて間一髪で逃げ出した元康「もういやじゃー」

---曲---
稲本響

■ナレーション(寺島しのぶ)

日本各地が血で血を洗う戦乱の時代、強国に囲まれ誠にか弱き国あり。
三河国の国州、松平次郎三郎元信と名乗られし君はその頃、隣国の超大国、駿河の今川義元に服属し、それはそれは辛く苦しい人質生活を送っておられました。

■弘治ニ年(1556年)駿府

松平元康(次郎三郎元信)が人形遊びをしています。
今川氏真(溝端淳平)との武芸の練習で対決し、元康は氏真に圧倒されてしまいます。
今川義元(野村萬斎)
瀬名(有村架純)がお田鶴(関水 渚)と一緒に、その姿をみて微笑んでいます。
元康は人形遊びをしているところを瀬名に見られ、誰にも言わないように嘆願します。
関口氏純の娘と名乗る瀬名と松平次郎三郎元信と名乗る元康の出会いとして描かれます。
無邪気にかくれんぼで遊ぶ二人。


(感想)
晩年のどっしりとしたイメージのある家康からは想像できない少年期の家康が登場。
いきなり、独り人形遊びとはかなりぶっ飛んだ家康像から入りました。
年齢的にはこの頃、数えで15歳、満年齢だと13歳くらいです。

■墓参り

墓参りで岡崎に戻ることになった鳥居元忠(音尾琢真)、平岩親吉(七之助)/(岡部 大)も嬉しそうです。
今川義元の許しを得て、生まれ故郷の岡崎の地に帰ってこられたのでした。
酒井忠次(大森南朋)が懐かしがって出迎えます。
岡崎城は城代として山田新右衛門(天野ひろゆき)が守っていました。
鳥居忠吉(イッセー尾形)が歯が抜けて何を言っているのかわかりません。
酒井忠次の妻で元康の叔母に当たる登与(猫背 椿)や、大久保忠世(小手伸也)、本多忠真(波岡一喜)、夏目広次(甲本雅裕)が駆けつけました。
数正は元康に、いつかこの貧しき三河衆と共に、今川の城代が居座る岡崎城主に座るときのために備えろと言います。


(感想)
大森南朋演じる酒井忠次は徳川四天王、十六神将の中心人物で、この頃29歳です。
鎌倉殿の13人のときと同じようなキャラが登場です。
歯が抜けて滑舌が悪いイッセー尾形演じる鳥居忠吉は64歳くらいらしいです。

■瀬名と元康
巴(真矢ミキ)は野で遊ぶ二人から娘の瀬名を引き離します。
今川氏真は、父の義元に対し、瀬名を側室にしたいと願い出ます。
瀬名の父親・関口氏純(渡部篤郎)と今川義元は、再度、今川氏真と対決させ勝った方が瀬名を得るとします。
元康が今までわざと負けていたことが義元に見破られ、侮辱だと叱られます。
瀬名を元康と結婚させるよう命じました。

■祝言

二人は結婚しました。
(ナレ)「その後初陣を果たされ、立派な侍大将となられた君は、松平蔵人佐元康と改められ、ご嫡男竹千代殿を授かり、大変厳しく躾けられました」


(感想)
瀬名こと築山殿は『おんな城主直虎』に登場したときは井伊直虎の従姉妹でした。
今回は今川義元の家臣・関口氏純の娘です。
年上女房のしっかりとした瀬名と、少し弱々しい元康の絡みが楽しみですね。
瀬名を賭けて闘うシーンは史実に無さそうな脚色でしょうか。

■運命の桶狭間合戦

永禄三年(1560年)
(ナレ)「尾張の織田信長は今川の最前線大高城の周囲にいくつもの砦を築き、必要な攻撃を開始。孤立した大高城は、まさに陥落寸前でございました」
総大将は義元自ら出陣します。
大高城に米を運ぶ役目が言い渡され、瀬名はホッとします。
第二子を身ごもる瀬名は、元康の手に触れ安全を祈りました。

■沓掛城 今川本陣
舞を舞う泰然自若の義元に対し、三河陣営で元康は、大高城を攻め落とさなければ兵糧を運べないことを知り、愕然とします。

■丸根砦
捨て駒にされる三河衆、不満が募ります。
そこに陣中見舞として元康が現れます。
覇道と王道は知っているかと問われた元康は「武をもって治めるは覇道、徳をもって治めるのが王道なり」
戦乱の世は終わらせなければならないと義元は三河衆を奮い立たせます。
陣中見舞いとして授けられた黄金色の金陀美具足の鎧兜を身に着けます。

■5月19日丸根砦
兵糧を運ぶため、進撃開始です。
元康と数正は一旦分かれ大高城で再開を約束します。
戦闘シーンが続きます。
黄金色の鎧兜をつけた元康の馬が駆けます。

■大高城
元康が大高城に到着し、鵜殿長照(野間口 徹)と対面。
そして雨が降り出します。
しかし、今川勢織田の不意打ちを受け総崩れ、総大将討ち死の一報がもたらされました。
元康は織田方が流した嘘だろうと信じません。

■今川総崩れ

このままでは敵中に取り残されるおそれがある元康軍です。
どうする元康?
しかし突然、元康がいなくなりました。
元康を探す家臣たち、数正は黄金色の兜を見て逃げたことを察しました。
「もう嫌じゃ!」逃げる元康、海岸にたどり着き、1人の兵に槍で攻撃されます。
攻撃し連れ戻したのは本多忠真の甥・初陣の本多忠勝(平八郎)/山田裕貴でした。


(感想)
小説とかですと、今川義元が討ち取られ、チャンスと見るや今川を見限り織田につく決断力が描かれますが、いきなり逃げだすとは。。。これは斬新な描き方です。
そこまで弱々しく描かなくてもいいのに、と思ったりします。
想像するに、天下を取った後の家康を見ると、もう少し冷静沈着な行動をした、と私は思います。

■織田軍

織田軍2000で大高城に向かいます。
織田信長(岡田准一)が義元の首を槍に掲げ馬で馳走します。
過去の信長の記憶が蘇る、どうする元康?

■甲斐と織田
武田信玄(阿部寛)「甲斐にとっては吉兆となろう」
飢えた狼、信長の乱暴が蘇ります。

----つづく----

次回はどうする家康 第2回「兎と狼」1月15日放送です。

■感想

主役の俳優が決まった時点で予想はしていたけど、今までの家康像とは違い、弱々しい頼りのない家康が描かれました。
そしてこれも予想外ですが、子役の家康(竹千代)が出てきませんでした。
次回は子役に戻るんでしょうか?戻りそうな感じではないですね。
岡崎城や大高城のCGはリアリティがあって、本当に当時存在していそうな映像でした。
どんな家康の成長が描かれるのか、ツッコミどころが多そうで楽しみな1年になりそうです。


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