【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』29回「栄一、改正する」
2021年10月3日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』29回「栄一、改正する」を視聴しました。
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先月で新聞の定期購入を止めました。
新聞のとるのを止めて不便になるのかなあと思っていたけど、あまり不便を感じていない今日このごろです。
テレビ番組表が無くなると辛いなあと思っていたけど、これもあまりテレビを見なくなったので大丈夫そう。
そういえば、新聞記事ではなく、番組表とか広告とか週刊誌の広告しか読まなくなっていたのに気が付きました。
既存メディアの退潮、これも時代の流れなので仕方がないですね。
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■こんばんは徳川家康です
明治二年も末になったのに新政府は名ばかりだ。
新政府はその後の処遇に不満を覚え、内輪もめ、その対応で精一杯だったのです。
未だ制度も整わず、外国に言われ放題、日本自体が危機でした。
そこへ助け舟を出したのは皮肉にも我が徳川の家臣です。
■プロローグ
新しき人柱、「改正掛」
決定事項を即実行できるようにしたい。
各省の兼務とし、静岡藩から更に人材を召し抱えます。
大隈、伊藤の賛同を得て、改正掛を設置、栄一が任されることになりました。
「直参、舐めんなよ、藩も藩主も無用と思っておる。年寄連中の話も馬鹿らしい。公家や大名は気長では何も変わらん」伊藤も大隈も不満げです。
大隈重信や伊藤博文の賛同を得て改正掛を設置することになりました。
杉浦譲、前島密、赤松則良がやって来ました。
「徳川の名を辱めないよう励みたい」
岩国藩出身の玉乃世履「旧幕のくせに」と不満いっぱいです。
改正掛の会議が開かれています。
「この国にいり様なことは?」
租税の改正
貨幣
丈量
「度量衡を調べれば」
佐藤正養、長岡謙吉、岡本健三郎が意見を述べます。
駅逓、飛脚の制度を立てましょう。
戸籍の編纂、殖産興業、電信、鉄道、意見百出です。
栄一「いいぞ、もっと来い!」
玉乃「なんで幕臣なんかを採用したのだ」と大隈に抗議します。
そこへ栄一が「藩札の調査を行い、地租の改正を命じます。東京・横浜間の測量は春に始めます」
---曲---
■東京・渋沢邸で
引越した家で、うたと千代の元へ、荷物が運ばれてきます。
栄一は、旗本屋敷を住まいとし、改正掛では、皆のアイデアを実行していきました。
そこへ大隈が現れました。
「よか!」
夜の大隈邸に集まり、議論しました。
大隈が「生糸の質が悪い、日本にも工場を建てるよう催促されている」と言います。
「大隈様はお蚕様を知らぬのですか?」
「お蚕様?」
綾子が栄一の蚕の話を興味ありそうに見つめます。
「小さな虫からそうやってできるのですか、このような美しいものが」
大隈「養蚕のことは君に任す!」
オランダ商会のガイセン・ハイメルに聞こう。
大久保利通「勝手なことをしとると、旧幕臣とはたまげた」
「和を乱すとは何事か」
栄一は「太政官札は信用が薄い、政府には金がありません。建武の中興の二の舞になる、そのために粉骨砕身しているのです」反論します。
大久保「出過ぎた真似はするな!」怒って出ていきました。
■春に
父・市郎右衛門と母・ゑいが栄一の家を訪れました
次女のことと対面です。
市郎右衛門「栄一と呼び捨てにしてはならん。奥様に手を煩わしてはならん」
ゑい「尾高一家は尾高惇忠がよく働いてるよ。お蚕様のことでたづねてきてね」
尾高惇忠の長女ゆうも一緒にいました。
渋沢家に、蚕様のノウハウを伝授しています。
異国に負けない絹を作ると養蚕の本をまとめています。
市郎右衛門「天使様にお使えしている人を軽々しく名などで読んでいいものか。お前に強情呼ばわりされてたまるか!」
「あっ、殿様に・・・・」急にあらたまる父でした。
■改正掛では
政府が飛脚問屋に1500両も払っていることが判明します。
前島「飛脚便の制度改革にかかる費用はこれよりずっと安い。日本中に配達の道を広げられる」
月一千五百両を費やせば、毎日一定の時刻、各一便の政府の飛脚便を仕立てることができます。
また一般も取り扱うことにすれば、送達料を取ることができるので、1500両は他の線路を拡張する基金に回すことができると建議します。
岩倉具視「政府が飛脚の商売を横取りするとは」
大隈「政府がやらねばらなんのです」
新事業の名前をどうするか話し合います。
「郵便か!」
「言い慣れればいいかも」
「ユウビンだ」
しかしその数日後
前島はイギリスに渡ることになり、杉浦に後を託しました。
大隈が民部省から追い出されました。
伊藤「改正掛もいつまで持つかわからん」
■栄一宅
尾高惇忠が来ました。
「兄も、新政府に来てくれないか」
製糸場を建てることになったことを話します。
兄ならだれよりも詳しいと。
「新政府に殺されたんだ、平九郎にどうかお向けしろと言うんだ
栄一「平九郎に顔向けできなくても、己にできることをなんだってやる。壊すんじゃない、作るんだ」
■改正掛では
井上馨「わしはお主の上役じゃ」
明治四年郵便が開始されました。
栄一と杉浦は、飛脚印を貼った手紙を書状集箱に投函します。
東京郵便役所で
3日後、郵便が杉浦のもとに届きました。
ちゃんと判も押してあります。
喜ぶ一同
■尾高惇忠宅では
尾高は、手紙を書いています。
平九郎や長七郎を思い出しながら、手を見つめます。
ちせに話をすることになりました。
■改正掛では
玉乃「認めざるをえん。無礼もあったかもしれん、謝る、これからは力を合わせたい」
そこへ、尾高惇忠が現れました。
■養蚕
富岡製糸場顧問・ポール・ブリュナと尾高惇忠が握手をします。
栄一、慶喜へ手紙を書きました。
■改正掛の運命
大久保利通「改正掛はつぶさなければ」
岩倉具視「西郷はまだ出てこないのか」
「いや、わしも参りましょう。このままなら、お上の世はまた潰れてしまう」
次回は第30回「栄一、」
----つづく----
■大河ドラマ紀行
東京都千代田区
外務省、司法省、内務省、明治政府は、江戸城の周辺に残された大名屋敷や旗本屋敷を官庁に使っていました。
栄一の屋敷は、忍藩の上屋敷でした。
旧新橋停車場
郵便発祥の地(現・日本橋郵便局)
前島密が仕組みを考案、杉浦譲により郵便事業が開始されました。
■感想
前島密も栄一と同じような境遇で豪農の生まれで途中武士になった幕臣でした。
その点、同じような境遇で息があったのでしょう。
経歴を見ると、教育に不便な漢字を廃止しようと活動したこともあったようです。
早稲田大学の創立にも関わったらしく、校長にも就任しています。
当事、郵便事業は大変なものだったんだと想像できますね。
それを数十分で説明しようとすると、大変です。
これだけ見ても、大事業だとは理解できそうもありません。
しかし、郵便事業も今では衰退産業になりつつあります。
おそらく栄一はこの後、すごいことをやり始めるのでしょう。
どうやってこれを描くか、見ものです。