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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』35回「栄一、もてなす」

2021年11月14日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』35回「栄一、もてなす」を視聴しました。

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今日の晴天を衝け、グラント将軍接待の話ですね。
大統領離職後、海外旅行に出ますが、2か月も日本に滞在したそうで、日本滞在が気に入ったようです。
南北戦争の英雄で軍人としては立派でしたが、政治家としては大成せず、汚職事件で人気は凋落します。
渋沢家の接待が功を奏してグラントは日本を更に気に入ったのではないでしょうか。
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■プロローグ
・築地の大隈邸では
千代・よしが大隈邸の大隈綾子の家にやってきました。
井上の妻・武子と大倉喜八郎の妻・徳子、益田孝の妻・栄子など、グラントのおもてなし役の婦人が集まりました。
武子は井上馨と同伴してヨーロッパを外遊した経験があります。

---曲---

■こんばんは徳川家康です
今回は出番なしです。残念!

■アジアでは
ヨーロッパによる植民地支配が強まっていました。
グラント来日3か月前のこと
流鏑馬、犬追物、上野、歌舞伎があると、アイデアが浮かびます。

■大隈邸では
歓迎するときは歯を見せて親愛の情を示さねばなりません、武子が皆に教えます。
更に、シェークハンド、ハグといった挨拶に怯えないこと。
はじめて洋装の栄一を見たときはゾッとした、と千代は感想を述べます。
小栗様は綾子のいとこだったのです。
よしの夫・喜作は箱館まで行かれたとか、行きた心地がしなかったとよし。
渋沢の二人は幼馴染、幼い頃から思い合ってた。「オーマイガー」とみんなで盛り上がります。

■歓迎準備
グラント将軍の歓迎文を読んで練習する栄一と喜作です。
日本が世界に並び立つ国になると日本国民は期待しているが、この催しを暴挙だと気に入らないものもいるとのこと。
福地源一郎や栄一の家にも脅迫状が届いているそうです。
洋風の髪をゆんでもらい恥ずかしがる千代です。

■グラント将軍横浜到着
岩崎弥太郎は、アメリカの国旗を振って好機だと勇んでいます。
栄一は、グラントに歓迎の文を読み上げ、グラントも感謝の様子です。

■大隈邸で
婦人同伴での夜会が催されることになりました。
十二単を着る綾子
井上の娘・末子は舞踏会用のドレスを着ています。
靴を見てびっくりしています。

■歓迎式典
婦人たちは、小柄なグラント将軍を始めてみて、小柄なお爺さんなことに意表をつかれた様子です。
ジュリア夫人も登場です。
洋式のスマイルを見せる婦人たちです。
舞踏会が始まりました。
大隈重信「綾子が一番ばい」
壁の花Wallflowerになってはいけないと舞踏会に誘います。
虫に足を刺されたジュリア夫人を気遣う千代と栄一
早くアメリカに帰りたい、と不安気なジュリア夫人
もう大統領ではない、こんなに盛大にもてなされても意味がないと本音を吐くグラント。

■面倒なことに
グラント将軍が、栄一の家に来ることになったのです。
2日しか準備期間がありません。
飛鳥山の新築中の家を使うことになりました。
千代「ぐるぐるいたします!」とやる気満々の様子です。
飛鳥山の新居を大急ぎで準備を行いました。
遠い異国の地でもてなしは、人の温かい心だ。
栄一は、豪華な洋食もいいが、ポトフの味が忘れられない、といいます。

■グラント渋沢家に到着
子どもたちの歌で歓迎します。
ありがとう、素晴らしい歓迎だとグラント将軍も満足です。
日本舞踊、江戸時代の戦闘剣術、相撲を披露します。
伊藤博文は、大統領でもない人物をもてなすことに意味あるのか、と疑問です。
日本の家庭料理「煮ぼうとう」を披露します。
喜作が作った「煮ぼうとう」を食べるグラント将軍一家
日本の庶民の味に、美味しいと好評のようです。
アジアを回って、近年ヨーロッパの力が強まっている権利を無視されている
日本は今肩を並べようとしている。しかし、商人は対等になることを望んでいない。
グラントは相撲を取りたい、と栄一と相撲対決です。
引き分け!
上野での歓迎会は明治天皇も行幸され大成功でした。

■栄一宅
今回の接待役を努めた千代のことを惚れ直します。
かけがえのない奥様だと絶賛する栄一、ありがとう、と意味深です。

■弥太郎
海運業を独占したのは三菱でした。
そこに大隈がやってきます。
北海道が残っているという弥太郎に対し、大隈は反対のようです。
どんな地も宝の地にすることができると、自信満々の弥太郎
弥之助の入れ知恵でしょうか。
貧富の差が広まるばかり、国会の開設を求める自由民権運動が激しくなってきました。

■大隈邸
来年一杯で開拓使は廃止すると、大隈はいいますが伊藤と井上は反対です。
大隈のやり方に不満の伊藤博文と井上馨が密談します。

■三井
三井は、独占状態の三菱にやれれて大変だと泣きついてきました。
三菱の一人勝ちは打破しなければ、船の会社を作り三菱と真っ向勝負をする気です。

■渋沢家
コレラ流行の新聞記事を読む千代

次回は第36回「栄一と千代」

----つづく----

■大河ドラマ紀行
東京都北区飛鳥山公園(旧渋沢庭園)
住宅を築き、グラント将軍ら賓客を招きました。
茶室「無心庵」伊藤博文と慶喜を対面させたといいます。
晩香廬は喜寿を祝う洋風茶室です。
青淵文庫は火事を防ぐため電気ストーブが設けられました。

■感想
グラント将軍、ここでは小柄なお爺さんとして描かれていますが、本当はどうなんでしょうか。
本当は長身だったとか、アメリカ大統領で小柄な人は少ないともいわれていたりします。
小柄な体格で士官学校に入れたかどうか。
それに、来日時には57歳なのでお爺さんとは思えません。
そういった記録がどこかに残っているのでしょうね。
最後は事業に失敗して全財産を失い、咽頭がんで余命いくばくもない頃、回顧録を書いて遺産として残したそうです。
グラント将軍の歓迎は、国賓接待の練習にはなったんじゃないでしょうか。




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