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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』第15回「篤太夫、薩摩潜入」

2021年5月23日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』第15回「篤太夫、薩摩潜入」を視聴しました。

今回は、西郷ドン登場ですね。
前々回の大河で演じた俳優とはまた違った西郷隆盛を見られるのは幸せです。
渋沢栄一とはどんな出会いがあるのでしょうか。

■改名と新たな指令
はじめての給料「俸禄」を平岡円四郎からもらう栄一と喜作。
「名を武士らしく変えろ」と栄一は篤太夫に改名します。
ついでに喜作も成一郎と名付けられます。
これで正式に岡部の領民から一橋家の家臣となりました。

平岡からは栄一は厚遇され、喜作は冷たくあしらわれていますね。
少しかわいそうな喜作です。

■テーマ曲
小日向兄弟の名前と家康の名もあります。
今回は欣也家康公が登場です。
会津藩主の松平容保/小日向星一と桑名藩主の松平定敬/小日向春平は、役の上でも実際の俳優としても兄弟のようです。

■家康公登場
「こんばんは、徳川家康です」
「さて、文久から元治に改元され、篤太夫と成一郎がファミリーに入ってきました」
「島津久光の影響力が弱まり、慶喜と平岡円四郎の名声が広がります」

今日も安定の家康公ナレーションです。

■京の一橋家では
一橋家にメンバーが集まっています。
原 市之進/尾上寛之・黒川嘉兵衛/みのすけ・川村恵十郎/波岡一喜・猪飼勝三郎/遠山俊也の4人です。
猪飼の失敗談に話が弾みます。
慶喜の顔にケガをさせるという失態をおかしますが、自分が悪いと、猪飼を戒めることなく受け入れてくれた慶喜にほれ込んでいます。
栄一は、皆が攘夷の考えを持っていることに感心します。

慶喜がケガをして包帯が巻かれた姿は、なんだか滑稽ですね。
それも2回怪我した場面が出てきて、微妙に包帯の巻き方が違う。
番組スタッフ、遊んでます!

■板橋宿
尾高惇忠が牢獄の長七郎に面会します。
深く後悔しますが、許されることはないと、落胆します。
帰宅した父・渋沢市郎右衛門/小林 薫は、岡部藩に呼び出されて栄一と喜作は無事であることを知らされます。
ただし、岡部から外れて一橋家に行ったので、二人は村に入れるなと言われます。
渋沢てい/藤野涼子と尾高平九郎/岡田健史は良い仲のようです。

■京の一橋家
栄一は平岡円四郎から、薩摩藩の折田要蔵という人物を引き抜きたいので腹を探ってほしいと隠密を命じられます。
海岸防備に詳しいと評判の折田要蔵が、摂海(大阪湾)を防御する御台場築造掛に着任したが、薩摩人らしいので腹の中を探ってほしい、と言われます。
栄一は大阪の薩摩藩に入り、折田要蔵と出会います。
薩摩藩には、会津、備中などの雄藩の藩士が出入りしています。
栄一は、折田から掃除、書類、図面の書写を命じられます。

ここで西郷ドン登場です。
西郷吉之助/博多華丸が、折田要蔵を捕まえて倒してしまいます。
「大ホラ吹きが!」と折田にけしかけます。
栄一は京に戻り、「折田は威張り散らしているだけの男で一橋家に召し抱えるほどの者ではない」と平岡に状況を報告します。
そして、多くの志士を一橋家で抱えるよう、その御用をいただきたいと建言します。

■薩摩藩では
島津久光と大久保一蔵は、慶喜が禁裏御守衛総督を狙い、77万石のもう一つの政府をつくろうと画策していると警戒します。
公家を廻って、慶喜に反対の声をあげていただこうと言います。

3月25日、慶喜は将軍後見職を免ぜられ、禁裏御守衛総督に就任しました。
その傘下として、京都守護職に松平容保、京都所司代に松平定敬を従えることになりました。
江戸の幕府から独立した動きをみせ、 京都の幕府勢力の指導的役割を果たす存在となりました。
久光はこれに「慶喜が!」と怒りを露わにします。
久光と一蔵は、慶喜の影に平岡がいることを示唆し、異国と交易を行い、戦力を増強する方針に転じます。
薩摩は京都を去り、打倒徳川に舵を切り始めました。

■西郷・栄一「豚鍋」談義

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イメージです。

西郷が栄一に、「一献やらんか」ということで薩摩名物の豚鍋を囲んで団らんします。
「薩摩をどげん思うとか?」
「薩摩が治めてはいけもはんか」
「今の薩摩の殿様にはその徳がおありですか?」
「おありならそれもよいと思いますが、徳ある方にこの国を一つにまとめてもらいたい」
西郷は、平岡について「一を聞いて十を知る人、気をつけんといけもはん」と意味深な言葉を残します。

京の一橋家の周りでは怪しい2人組が動き回っています。
平岡が昇進します。
栄一は関東への出張が命じられます。

つづく

■大河ドラマ紀行
大阪お台場。
海防の要でもあったこの地には、幕末、いくつもの台場が築かれました。
天保山台場は現在天保山公園になっています。
土佐堀通には、折田要蔵が滞在した旅館がありました。
兵庫県神戸市の湊川神社。
折田要蔵は、湊川神社の初代宮司を務めました。
折田は珍しい植物を好み、オリーブの木を植えました。

■感想
西郷と栄一の豚鍋談義は本当にあったんだとか。
もちろん記事の写真のようなものではないでしょうけど。
お互い有能な人物同志、気が合ったのでしょう。
それと、折田要蔵の密偵を命じられたのになんだか呑気な描かれようです。
もう少しスパイのような危険な行動が描かれると良かったかなあ。
スパイ番組の見過ぎですかね。
次回はタイトルが「恩人暗殺」ですから、ショッキングです。
この時代、いろいろ暗殺があったので、誰だか特定しづらいですね。
おそらく、西郷が残した言葉が前フリなんでしょう。



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