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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河ドラマ『青天を衝け』第13回「栄一、京の都へ」

2021年5月9日(日)20時からNHK大河ドラマ『青天を衝け』第13回「栄一、京の都へ」が放送されました。

さあ、いざ京都へ、と熊谷宿にいる栄一と喜作。
京ではなく平岡円四郎に会いに江戸に向かいます。

ここで碁を打つ一人の青年が登場です。
五代才助(友厚)/ディーン・フジオカです。
まだ栄一とは出会っていないようです。
五代友厚も明治維新の経済界の偉人の一人なので、どんな出会いがあるのでしょうか、楽しみです。

■江戸の平岡円四郎宅
栄一と喜作は、江戸の平岡円四郎邸を訪ねます。
円四郎は留守で「遠いところへ行っちまった」と妻のやすが話します。
やすは、シブサワという名前に心当たりがあったようで、京に行った円四郎がやすに託した“栄一たちが平岡の家臣だと示す証拠の文”を受け取ります。
やすは「これさえあればどこへでも胸を張って行ける。うちの人をちゃんと守ってくれるんだろうね」と尋ねます。
二人は「誓います。忠誠を尽くします」と答えます。

■血洗島では
長七郎は惇忠に「江戸に行かせてくれ」とせがみますが反対されます。
長七郎は、攘夷とはなんだったのかと物思いにふけります。

■京都では
京都の花街を見て感動する二人です。
歩いている芸者に色めき立ちます。
町を取り締まる土方歳三率いる新選組に出くわします。
町では、一橋家が志士を取り締まる企てをしていて「平岡は虫だ」と噂しています。
攘夷の志を果たすべく京都に来ているのであるから、攘夷の志士を訪ね歩こうということで、志士と飲み歩きます。
懐が気になる栄一です。

栄一は豪農のせがれなので飲み歩くだけの銭はあるようです。
このころの薩長土肥など脱藩志士も飲み歩いていたようで、どこから資金が出ていたのでしょうか、気になります。
そう見ていくと、明治維新というのは下層階級の革命なんかでなく、地方藩の派閥闘争の色が濃かったのかなあと思えてきます。
武器や兵士を雇う資金力が無いと戦えませんから。
どこから資金が出ていたのか調べると面白そうです。

■政の中心が江戸から京都へ
文久4年(1864年)越前藩の松平慶永、薩摩藩の島津久光、会津藩の松平容保、徳川慶喜らが集まります。
大久保一蔵(利通)が挨拶します。
「薩摩藩を疑うのか?」と話す慶喜に対し
春嶽は「政権を返上し、我々で新しい世を作ろうではないか」と主張します。

政治の話は、ほぼ省略ですね。
このあたり複雑で私もついていけません。
文久4年なので、八月十八日の政変で長州藩が後退した後の話のようです。
慶喜と栄一の出会いがあるまでは、政治の話は少なそうです。
大久保利通が出てきました。今後への伏線でしょう。

■栄一等は
栄一と喜作は、円四郎に会えず、借金まみれになります。
血洗島の長七郎が気になります。
俺たちが世を動かさねばならぬ。攘夷の夢を叶えるのだ。
長七郎に京に上るように伝えてほしいと文を書きます。
長七郎は中村三平の同行で、血洗島を出発しました。
下野吉田村の河野の故郷を訪れます。
きつねのお面をかぶった怪しい集団が長七郎を囲みます。
恐れた長七郎は刀で斬ります。
幻覚が現れたようです。

前回終了前に「きつねがいたのだ」と長七郎が残した言葉はこれの伏線だったんですね。
この事件は、史実でも謎となっているようです。

長七郎を待つ二人にもとに、惇忠から早飛脚が届き、長七郎が人を斬って捕まり、栄一たちが長七郎に宛てて書いた文もお上に渡ってしまったようです。
「横浜焼き討ちとか眠る志士たちの目を覚ますとか書いてある。
俺たちも確実に捕まる」
そこへ客が現れます。
「平岡様がお呼びです」
「お前ら、江戸で何か企てたことがあるか?」
「何もありません」
「御公儀から問い合わせが来た、返答に困っている」
「仲間が何らかの罪で捕らえられました。文を出していて、幕府を転覆させると書きました」と答える栄一です。
「道理に外れたことはしていないか」と問う円四郎です。
「幕府を倒すことが、本当に国のためになるのかお前らは分かっていないのだ」
「一橋家の家来になれ!」

つづく

■大河ドラマ紀行
京都府京都市です。
鴨川の近くを流れる高瀬川は、にぎわっていました。
高瀬川近くの木屋町通は志士たちが全国から集まりました。
栄一と喜作が泊まった宿の茶久は、三条小橋のすぐ近くにありました。
京での幕府の拠点は二条城で、徳川慶喜は小浜藩の屋敷で政務に当たっていました。

■感想
東照神君・欣也家康公の出番がありませんでした。
GW休暇??ということで。
幕府の場面が少なかったので致し方ないですね。
五代友厚と土方歳三の2名がチラ見せ。
イケメン俳優の登場、実物もイケメンだったようですね。
五代友厚役の俳優さん、朝の連続テレビ小説でも同じ五代友厚役を演じたそうです。
ドラマは見たこと無かったですが、確かに五代友厚が出ていたと聞いたことがありました。
珍しい配役です。
私としては、男優より綺麗どころ女優の登場を期待したいところです。

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