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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河ドラマ『青天を衝け』第14回「栄一と運命の主君」

2021年5月16日(日)20時からNHK大河ドラマ『青天を衝け』第14回「栄一と運命の主君」が放送されました。

平岡円四郎に「家来になれ」と言われます。
ありがたいことだが、一旦持ち帰って返事する、と栄一は答えます。
栄一は、仕官すれば、長七郎を救い出すことができるかもしれないとぐるぐる、どくどくします。
「世のために利を出さねば何にもならない」

ここでテーマ曲
今日は家康の名前がクレジットにありましたね。
このテーマ曲も14回聞いていると耳に馴染んできます。
大河ドラマは、このNHK交響楽団の演奏がかっこいいんですよね。
作曲は佐藤直紀さんで、龍馬伝以来だとか。
ゆったり静かだけど、荘厳な感じです。

栄一は答えをもって円四郎に会いに来ます。
一橋様に直接建白したい、と述べる栄一。
それは無理な話だ、とびっくりする円四郎。

■家康登場
「こんばんわ、徳川家康です。栄一は直に慶喜に会わせろといいますが、この時、慶喜は大変だったのです」
「外様大名が力を持ち、そうはさせない公儀との間で慶喜は板挟みになりました。慶喜はピンチだったのです」
時代背景を解説してくれる家康公でした。
久しぶりに思える、待ちに待った家康公登場です。

■京都では
二条城では、横浜港を閉じる閉じないで揉めています。
鎖港反対派は薩摩藩などで、鎖港派は、幕府老中の水野忠邦です。
鎖港反対派の代表が薩摩藩の島津久光です。
「半年前まで鎖港派だった男が何を言うのか」と非難されます。

大久保利通/石丸幹二がこの話を黙って聞いています。
今後、大久保と栄一はどのような出会いがあるのでしょうか。

■円四郎と栄一・喜作
建白を直接渡すことは無理、と円四郎は答えます。
拝謁の工夫をするから、慶喜が馬の遠乗りで出かけるから、途中で顔をお見かけしてもらえ。
慶喜一群の馬を追いながら名を名乗り、無視されながらなんとか慶喜に直接意見を述べると、屋敷へ呼ばれることになりました。
「天下の志士を集めれば、この一橋が盛り上がります。幕府や大名と戦となっても国のためなら仕方がありません。そのときこそ、この一橋が天下を治めるのです」
これに対し、慶喜は反応しません。
次の仕事のために退席してしまいます。
円四郎が戻ってきて、「攘夷の考えは消える。殿も毎日一切合切を相手にしながら一歩もあとへ引かない強情ものだ」
小刀を渡し、一橋家のために働け、と命令します。

早速仕事を命じられる2人、住む家も与えられますが、飯を炊く釜もなく、布団もないため、猪飼勝三郎/遠山俊也にお金を借りて急場をしのぎました。

■京都の幕府では
薩摩藩の大久保利通が天皇に近い中川宮/奥田洋平を取り込んでいくことを画策します。
慶喜は、直接中川宮を訪ね、中川宮を問い詰めます。
島津久光/池田成志、松平春嶽/要潤、伊達宗城/菅原大吉らに「天下の大愚物、天下の大悪党だ」と言い放ちます。
「政権返上などさせぬ!」徳川家を守る覚悟を決める慶喜でした。

祝宴をあげる慶喜と家臣です。
「快なり!」と乾杯の音頭をとる慶喜。
原市之進は涙ぐみます。
家臣になったばかりの栄一と喜作もおこぼれの祝杯を授かります。

つづく

■大河ドラマ紀行
京都市の中心部にあるのが京都御苑です。
九条邸、近衞邸、中川宮(賀陽宮)なども京都御苑にありました。
そんな京都御苑も、歴史的事件の現場の一つです。

■感想
1回お休みした欣也家康が登場しました。
華があり、貫禄がありますね。
今回はほとんど江戸幕府と朝廷のお話でした。
この時代は激変していたので、なかなかついていけませんが、八月十八日の政変が終わり長州が追放された後、幕府が再び力を持ったと言われる時期にあたるのでしょう。
そのためか、慶喜も強気を見せています。
なんだか、この俳優さんが演じる慶喜は、気の優しげないい人っぽくなりますね。
もう少し腹黒さを出してもいいように思うのですが。
やさしそうで実は怖いというのを演出しているのでしょう。
この頃から慶喜は薩摩藩と対立を深めていくことになります。
たしかに、島津久光は器の大きなタイプではなかったので、うまく手懐ければよかったんでしょうね。
次回は西郷どん登場です。

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