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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第46回「大阪の陣」

2023年12月3日(日)20時『どうする家康』第46回「大阪の陣」を視聴しました。

<始まる前に>
残すは今日含めあと3回となりました。
ドラマ見納めにしっかり楽しみます。

<NHKのあらすじ>
豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、家康(松本潤)を呪う言葉が刻まれたという。
家康は茶々(北川景子)が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求。
激怒した大野治長(玉山鉄二)は、両家の仲介役・片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画。
家康はついに14年ぶりの大戦に踏み切る。
全国大名に呼びかけ、30万の大軍で大坂城を包囲、三浦按針(村雨辰剛)に用意させたイギリス製大筒を配備。
そんな徳川の前に真田丸が立ちはだかる。


■プロローグ

西洋のペンで絵を描く家康は千姫にプレゼントすれば喜ぶだろうと思い描きます。

●慶長19年(1614年)・夏の大坂城
大野治長は多くのものが秀頼のもとに集い、豊臣の世が蘇るという話をしています。

■ナレーション(寺島しのぶ)
「豊臣の威信をかけて秀頼が建立した大仏殿、その梵鐘に刻んだ文字が、徳川に大きな波紋を投げかけておりました」

●国家安康 君臣豊楽
駿府城では、林羅山(哲夫)と金地院崇伝(田山涼成)は議論中、家康は自分を倒したいだけだろうと考えていました。
本多正信は、これを見逃せば幕府の権威は失墜し豊臣の力が増加する、実に見事な一手と言います。

(ナレ)
「神の君、最後の戦が迫っておりました」

---曲---
稲本響

■仲介

(ナレ)
「加藤清正等豊臣恩顧の古参家臣たちは相次いでこの世を去り、今やこの片桐且元のみがかろうじて徳川と豊臣の仲を繋いでおりました」
片桐且元に対し、家康は、こう申し伝えました。
3つの条件、秀頼に国替え、参勤、茶々を人質に差し出せという命令です。
それを聞いた片桐且元はそれを茶々に報告します。
もちろん茶々はそれらを受け入れるはずもなく、片桐且元は徳川寄りだと非難轟々です。
しかし、取次を任せてほしいという片桐且元に対し、秀頼は頼りにしていると答えました。
大野治長は、片桐はたぬきに絡め取られていると評しており、茶々も面白くありません。
千姫(原 菜乃華)は秀頼(作間龍斗)が、徳川から天下を取り戻す意志を示したことに、大きな不安を感じています。


(感想)
千姫と秀頼は仲が良かったのでしょうかね。

●江戸城
江(マイコ)は秀忠(森崎ウィン)に総大将を任せるよう提案します。
江は、家康はいざとなれば鬼になれる人だと評しています。


(感想)
まだ今回も秀忠うつけっぽいままです。
変身はあるのでしょうか?

■戦の強者達

(ナレ)
「着々と戦の準備を進める豊臣は、かつて大軍を指揮した武将たちを集めておりました」
「関ヶ原の生き残り、長曽我部盛親や毛利吉政、また今は出家して織田常真と名乗るこの方もその一人」
長曽我部盛親(火野蜂三)、毛利吉政(東山龍平)、織田信雄(浜野謙太)が豊臣に集いました。
泣いている千姫に、織田信雄は、戦を避けよう、得意とする兵法は和睦だと、片桐且元と自分でなんとかしようと話します。
それを聞いた千姫は信雄に片桐が暗殺されるという情報を流します。

●家康の決断
大野治長が片桐且元を暗殺しようとしたという情報が家康に届きました。
豊臣軍は10万に及ぶとの知らせが入ります。
諸国の大名に大坂攻めのふれを出せ、そして大筒の用意を本多正純(井上祐貴)に指示します。
本多正信(松山ケンイチ)は、秀忠が総大将で全軍を率いるつもりだが、千姫の身を案じているのが本音だと話します。
家康は秀忠は戦をしらぬ、知らなくて良い、人殺しの術など覚えなくてよいと考えていました。
「徳川が汚名を着る戦、信長や秀吉と同じ地獄を背負いあの世に逝くのが最後の役目」(家康)
「南無阿弥陀仏」


(感想)
秀忠は本当にうつけだったのかそれとも家康が守ったのか、なぞです。

■戦準備の秀頼と千姫

豊臣軍の前で、秀頼は礼をいい、大谷吉治(東山龍平)、後藤又兵衛正親(火野蜂三)、明石全登(小島久人)、真田信繁(日向 亘)が紹介されました。
茶々が今こそ徳川家康を滅ぼし天下を取り戻そうと宣言しました。
千姫は、それを聞き大変不安な表情で、豊臣のために励んでおくれと述べました。


(感想)
十字架の羽織を切る武将がいますね。誰だろう。

■大坂の陣はじまり

(ナレ)
「慶長19年冬、徳川方は総勢30万に及ぶ大軍勢をもって、天下一の城塞都市大坂へ進軍」
「対する豊臣は10万、14年ぶりのおおいくさ、大坂の陣のはじまりでございます」

●茶臼山・徳川本陣
(ナレ)
「神の君は大坂城の南、一里ほどの茶臼山に本陣を構えておりました」
「そして、豊臣の元を離れた片桐を徳川方に迎え入れていたのでございます」
戦を知らない若い武将のために、渡辺守綱(木村昴)が教育係で参上しています。
昔、頭を叩いたことを許していないと冗談で返します。
秀忠を制し、家康自ら戦闘の指示を出すことを命じました。


(感想)
秀忠を隠した家康には、最終決戦とわかっていたということでしょう。
豊臣殲滅作戦といっていい、残酷な戦いだったと思われます。

●敗退濃厚
(ナレ)
「大坂城の周辺で徳川勢と豊臣勢の局地戦が繰り広げられたのでございます」
「その全てで数に勝る徳川勢が勝利をおさめて行きました。されど豊臣側が話し合いに応じることはなかったのでございます」
豊臣は難攻不落の城は墜ちることはないと強気です。


(感想)
豊臣は客観的な状況判断ができていないということのようです。

■真田丸(大坂城・南)

(ナレ)
「立ちはだかるは今はなき真田昌幸の息子・信繁が籠る真田丸」
真田信繁は真田丸で敵を迎え撃ちます。
大野治長は、和議の提案を拒否、戦い続けると強気です。

■大筒

家康は、戦が長引けばより多くのものが死ぬと、大筒を使うことを決意します。

●備前島砲台(大坂城・北)
大筒が大坂城本丸に狙いを定めて放たれました。
大坂城内では逃げ惑い混乱状態になりました。
秀忠は、やめてくれと泣きながら懇願しています。
それに対し家康はこれが戦、最もおろかで醜い人の所業、と残酷に言い放つのです。
天井が崩れ落ち、茶々と千姫がその下敷きになります。
千姫が起きると、茶々が倒れて気を失い動きません。


(感想)
大筒=核兵器ということかな。
ちょっと違うと思うけど。。。

----つづく----

次回はどうする家康 第47回「乱世の亡霊」12月10日放送です。

■感想

日本の三大悪女と言われるくらいなので、茶々の描き方は極端とはいえ、当たらずとも遠からずでしょうか。
一度取った天下を知る人びとにとっては、徳川の軍門に降ることはゆるされない、プライドを傷つけることだったのでしょう。
それが行き過ぎて、周りが見えなくなり、状況判断を誤らせたといえるのではないでしょうか。
全面戦争で勝てると思う時点で負けているとも言えます。
豊臣側に徳川側の工作員がいたのかどうか?
もし千姫がその役を引き受けていたとしたら、と考えるのは面白いですね。
ちょっと千姫では荷が重すぎますけど。
生き延びた片桐且元はその役目だったのかもしれないですね。
大坂の陣が終わる頃に病死しているのも怪しいです。

それと、イギリスから購入したウィリアム・アダムスの大砲が使われたというのは本当でしょうね。
関ヶ原の戦いでも使われたという話もあります。


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